成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

笑顔があれば話が進む

「木村さんって、寡黙でゴルゴ13みたいだよね。懐に銃持ってんじゃない?」「いっつも難しい顔してるから話しかけづらくて」
職場の人の私に対するイメージはこのようなものでした。
このためか、気軽に仕事の相談をされることもなく、職場内のコミュニケーションは十分だと言えません。私は元々口数が少なく会話のキャッチボールが苦手なことが原因だと思い、これを克服するためにベーシックコースを受講しました。

このコースでは会話やスピーチの本質を学びました。その中で極めて重大な私自身の欠点に気づきました。それは『表情に乏しい』ということです。
「うん、なるほど、へぇー」実習の際にセンターのスタッフの方が、穏やかな表情で相槌をしてくださいます。スピーチが上手くいかなくなった時、この相槌のおかげでなんとか最後まで続けることができました。
「笑顔で相槌をされるのって、なんて気持ちいんだろう!私もこのように人の話を聞くべきだったんだ。もうゴルゴ13は嫌だ! 絶対にこの相槌をものにしたい!」

まずは笑顔から始めようと、インターネットで口角を上げる方法を検索し、繰り返し練習しました。
「笑顔が出るようになりました。とてもいい感じですよ!」。受講して1か月ほど経過したときのスピーチ実習で講師の方からお言葉を頂きました。小さいですが、私にとっては、大きく前進する成功体験を得ることができました。

会話やスピーチはちょっとした抑揚や表情の変化が言葉を活き活きとさせます。私は今後も積極的に話す機会を持ち、話す場所に立ち、これらを一つずつ、身に着けていきたい。そして、いつか話すことを楽しむ自分になりたいと思っています。

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