成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

つらい時ほど明るく物事を捉えよう

皆さんは疲れている時、どのような言葉を思い浮かべますか?
私は「眠い」「疲れた」「お腹すいた」、この3つが脳裏をよぎります。この話し方センターに通うまでは、頻繫にこれらの言葉が口から出ていました。しかし、この教室で「言葉は心の表れである」ということを学び、ハッとしました。つらい時こそ、ポジティブに考えれば気持ちを切り替えられるのではないか、と考えたのです。

先日、私はパラスポーツの大会にボランティアに参加してきました。私が担当する部署は朝の6時半に集合し、夜は11時に解散しました。いつもの私であれば、途中で先ほどの3つの言葉が口から飛び出していたに違いありません。
しかし、今回の私は違いました。
「私が大変な思いをしているのであればその分、選手の力になっているのではないか」と考えたのです。そして、他のボランティアの方々にこのように声を掛けました。「今日もまだまだ忙しいですが、気合入れて頑張りましょう!」
すると、大会最終日に、「連日疲れているのに毎日笑顔で本当にありがとう。『外国の選手も日本人はいつもスマイルでサポートしてくれた』って喜んでるよ」と、ある選手の方が泣きながら感謝を伝えに来てくれたのです。
また、インドネシア代表の選手をはじめ、たくさんの選手がお礼の差し入れをくださいました。

「その場の状況を明るくしよう」と考えただけで心の底からおもてなしをすることができ、温かいコミュニケーションがたくさん生まれました。国籍や性別など関係なく、たくさんの選手と心で繋がれたような気がします。

これからも、この経験を忘れずに辛い時ほどポジティブに考えて行動していきます。

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