真摯に取り組んだ自分を褒めよう
皆様は「自分はスピーチに向いていないな」と思っていませんか? 私もこの教室に通うまではスピーチは才能だと思っていました。
年明けの経営会議のことです。副社長の宮田さんから
「山口さん、今年の入社式、スピーチ頼んだよ」
「えっ、私がですか!?いえいえ、無理ですよ!人前でスピーチなんて!」
「いや、管理部長の役割だからさ、頼むよ!」
(恥かきたくないなー、頭真っ白になったらどうしよう。かっこつけなきゃ)
スピーチを乗り越えるためにこの話し方教室に通いました。この教室では2つの重要なことを教えてもらいました。
1つは『話がしたくなるほど考えて、考えて、考え抜くこと』
2つ目は『話したくなるほど何回も練習すること』
私は早速、何回も何回も新入社員に向けたスピーチの原稿を書きました。そして、スマホを片手に何回も何回もスピーチを練習しました。スピーチの主題は『自分を大切に』です。
そして、準備万端で望んだ4月1日の入社式。
結果は、宮田副社長からは「山口さん、緊張してたね」。同僚や部下からは「山口さん、表情かたかったですよ」と言われてしまいました。やっぱり緊張してたみたいです。
だけどスピーチを終えた私はとても満足していました。それはなぜか。心の中から伝えたいことを伝えきったからです。
私は気づきました。今まで「自分はスピーチに向いていないな」と思っていたのは「スピーチに真正面から向き合っていなかったから」だと。そして気づきました。スピーチに真剣に向き合うと他人の評価が気にならないと。更に、自分に自信がついて、自分を褒められるようになり、自分を褒めるとポジティブな気分になると。
これから先、人前で話をする機会はたくさんあります。そんな時、やはり自分を「やってよかったな」と褒められるように前向きに取り組んでいきたいと思います。