成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

ゆっくり話して相手の信頼を得よう

私はこれまで、お客様に対して早口で喋ってしまっておりました。「御社が合併した場合、グループ利益が最大化されますが、合併しなかった場合には株価がちょっと上がります。合併した場合にはあのー、シナジー効果が得られるんでより、利益が得られるかもしれないです」このような内容を早口で話していました。お客様「そうなんだ、ふ~ん」と、全く納得しておられない様子でした。とても悲しくて、私は帰りの電車の中で「おうち帰りたいよ・・・」と呟いて帰る程ショックを受けました。この課題を克服したいと思い、この教室に通いはじめました。

講義で、「『えー、あのー』という言葉ぐせや、話が行ったり来たりするのは、慌てた印象を相手に与えて信頼を損なう」ということを学びました。そして、スピーチ実習を通して、それらをなくしていくためには「予め整理された話をゆっくりと間をとって話す」ということが大事だと学びました。この学びをもとに先程の話をもう一度お客様に説明してみました。「御社が合併した場合のメリットは大きく、2つあります。1つは、グループ利益が最大化することです。もう1つは事業シナジーが得られるので利益の源泉が大きくなることです。一方でデメリットも1つあります。これまでの相続対策の効果が失われて株価が上昇してしまうことです」。するとお客様は「なるほどね。ところで株価っていくらぐらいになるの?」と質問されました。その後もスムーズに話が進み、お客様と次の話に進むことができました。お客様の理解を得られて幸せな気持ちになった私は帰りにお寿司屋さんに入り、たくさん食べ、体重が増えてしまいました。この教室で私はあらかじめ整理された話をゆっくり間をとって話すことでお客様の信頼を得ることができたのです。これからもこれらのことを実践し続けて、お客様のお役に立てるようにしていきます。

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