成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

できることから始めよう!

私は現在、大学3年生で就職活動を行っています。そのため、今まで何度かオンラインのインターンシップに参加してきました。そのインターンシップでは基本的に企業から与えられた課題に対して、5~6名の班で話し合いをするグループディスカッションの時間が設けられていました。その時間に良い結果を残すと、選考で優遇されることもあります。そのため参加者は皆、気合いが入っているようでした。
しかし、私はそんなグループディスカッションがすごく苦手でした。何故なら「良い結果を残さなければいけない」という風に考えすぎていたからです。そして何も言えなくなってしまい、周りの人から「永山さんはどう思われますか?」という風に、気を遣われて意見を求められてしまうことが何度もありました。その度に「ああ、なんで私は言いたいことが上手く言えないんだろう」という風に落ち込んでいました。

そんな時に私はこの話し方教室でプラス積極志向について学びました。その講義を聞いて、苦手なディスカッションにおいても「自分にできることをやってみよう」という風に考えました。そして「挨拶だけはきちんとできるようになる」という目標を決めて挑むことにしました。ディスカッションが始まると大抵の人は、様子を伺うようにして黙ったままでいます。なので、私は敢えて一番最初に「初めまして、よろしくお願いします。」という風に声を掛けるようにしました。オンラインでのインターンが終わって自分の部屋を出ると母に声を掛けられました。
「今日はなんだか楽しそうだったね。いつもより頻繁に部屋から声が聞こえてきたし、笑い声も聞こえてきたからいい雰囲気なんだなって思ったよ」。母にそう言われて、「確かに今日はあんまり緊張しなかったかもしれない」と思いましたし、「挨拶をするんだ」という小さな目標を達成できたことで自信がつき、そのままの自分でディスカッションに参加できていたことに気づきました。

これからも苦手なことは沢山あると思いますが、少しずつ自分にできることから取り組んでいきたいと思っています。

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