2025年7月12日話し上手になる秘訣:相手を認め、共に成長するコミュニケーション術
「話し上手になりたい」と願うあなたは、どんな場面での話に苦労を感じていますか?
プレゼンテーション、雑談、会議での発言、あるいは大切な人との会話・・・。
どんな状況であれ、コミュニケーションを円滑に進めるための鍵は、
「相手を認め、共に成長していく」
という姿勢にあります。
本記事では、日本話し方センターで実践している効果的なコミュニケーション術、特に「話し上手」になるための具体的な方法をご紹介します。

1.魔法のテクニック:「まず良い点を伝える」
日本話し方センターの話し方教室では、講師が常に心がけていることがあります。
それは、「まず、良い点を伝える」ということです。
一見シンプルですが、この効果は絶大です。
受講生からは、「先生が良い点を教えてくれるので、やる気が出る!」という声を多数いただいています。
具体的には、どのように「良い点」を伝えているのでしょうか?
いくつか例を挙げてみましょう。
- 声の大きさ: 「前回よりも声が大きくなりましたね!自信が感じられます。」
- 表情と内容の一致: 「最後まで笑顔で話しましたね。心温まるお話でしたが、話の内容と表情が一致していて、とても聞きやすかったです!」
- 話の内容: 「お話がとても面白いですね!話に人柄も表れていて、最後まで引き込まれました」
- ジェスチャー: 「身振り手振りが自然で、話がより分かりやすくなっていますね」
- アイコンタクト: 「しっかりと聞き手の方を見て話せていて、素晴らしいです」
- 話の構成: 「話の構成が論理的で、とても分かりやすかったです」
- 熱意: 「お話に熱意がこもっていて、思いがひしひしと伝わってきましたよ!」
- 時間管理: 「時間配分が完璧で、聞きやすかったです」
- 改善点への取り組み: 「前回のアドバイスをしっかり取り入れていて、素晴らしいです!」
このように、具体的なポイントを挙げて伝えることで、受講生は自分の成長をより実感し、自信を持つことができます。
そして、良い点を伝えた後、更によくなるための改善点をアドバイスします。
例えば、
- 簡潔さ: 「一つの文章をもっと短くすると、より聞きやすくなります」
- 話の焦点: 「前置きの説明が少し長いので、もう少しカットして要点を絞ってみましょう」
- 話すスピード: 「まだ少し早口なので、次回はゆっくり話すことを意識してみましょう」
- 声のトーン: 「声のトーンを少し変えてみると、感情がより伝わりやすくなりますよ」
- 間: 「適度な間を置くことで、聞き手が理解しやすくなります。チャレンジしてみましょう!」
良い点を伝えた後に指摘することで、受講生は改善点をより積極的に受け入れることができます。
批判ではなく、成長を促すためのアドバイスとして受け取ってもらえるのです。
2.なぜ「まず良い点を伝える」ことが効果的なのか?
「まず良い点を伝える」というアプローチには、大きく分けて2つのメリットがあります。
① 学びを継続してもらえる
話し方教室の受講生の多くは、話すことに苦手意識を持っています。
そうした人に、いきなり改善点を指摘してしまうと、やる気をなくしてしまう可能性があります。
「もっと大きな声で!」
「話が長すぎる!」
など、頭ごなしに否定されると、誰だって落ち込んでしまいますよね。
特に、話し方教室に通う人は、自分の変えようとして、勇気を出して一歩踏み出した人たちです。
だからこそ、まず彼らの努力や勇気を認め、肯定することで、学習意欲を維持し、継続的に成長を促すことが重要なのです。
② 自己成長を実感してもらえる
人は、自分の欠点に目が行きがちです。
そのため、どれだけ練習しても、
「やっぱり途中で詰まってしまった・・・」
「途中で『え~』と言ってしまった・・・」
などと、できなかったことばかり頭に浮かんでしまいます。
これでは、なかなか成長を実感できません。
そこで、講師が客観的な視点から良い点を具体的に伝えることで、受講生は自分の成長に気づき、自信を持つことができるのです。

3.人間関係を円滑にするコミュニケーション術
この「まず良い点を伝える」という手法は、話し方教室だけでなく、あらゆるコミュニケーションシーンで応用できます。
例えば、職場での部下指導を考えてみましょう。
従来、上司は、
「また資料に間違いがあったのか! 君はいつになったらまともな資料が作れるようになるんだ!」
といったように、欠点を指摘する話し方をしていました。
しかし、現代社会においては、このような悪い点ばかりを一方的かつ感情的に指摘する指導は効果的とは言えません。
部下のモチベーションを高め、成長を促すためには、次のようなアプローチが有効です。
① 感謝と肯定: 「いつも資料作成ありがとう。期限内に提出してくれたおかげで、余裕を持って確認できたよ」
② 具体的な指摘と改善提案: 「今回もいくつか誤りがあったんだけど、具体的には〇〇と〇〇。もしかしたら、見直しをしていなかったかな? 今後、人からより信頼される仕事をするために、見直しを徹底してみてはどうかな」
③ 共感と励まし: 「ミスは誰にでもあるものだから、あまり気にしないで。次回に活かせれば大丈夫だよ」
このように、まず相手を肯定し、感謝の気持ちを伝えることで、相手は心を開き、あなたの言葉に耳を傾けてくれるようになります。
そして、具体的な改善点を指摘し、共に成長していく姿勢を示すことで、相手はあなたのアドバイスを前向きに受け止め、行動に移してくれるでしょう。
4.欠点を「改善点」と捉える
人は自分のことと同様に、他人の良い点よりも欠点に目が行きがちです。
しかし、その欠点を「ダメな点」と捉えるのではなく、「改善すれば今よりももっと良くなる点」という「改善点」として捉え、建設的なフィードバックをすることが大切です。
例えば、「声が小さい」という欠点を指摘する代わりに、「もう少し大きな声で話すと、より多くの人にメッセージが伝わるよ」とアドバイスすることで、相手は前向きに改善に取り組むことができます。
これは、相手に迎合するということではありません。
相手の成長を真摯に願うからこそ、より効果的なコミュニケーション方法を選択するということです。
5.話し方を学び、より良い人間関係を築こう
日本話し方センターでは、「まず良い点を伝える」という理念に基づき、受講生一人ひとりの個性を尊重しながら、効果的な話し方指導を行っています。
話し方に自信がない、コミュニケーション能力を向上させたい、人間関係を円滑にしたいと考えている方は、ぜひ一度、日本話し方センターの講座を受講してください。
経験豊富な講師陣が、あなたの「話し上手」への道をサポートいたします。
話し方は、人生を豊かにする大切なスキルです。
効果的なコミュニケーション術を身につけることで、自信を持って様々な場面で活躍できるようになり、より良い人間関係を築くことができます。
話し方を学んで、より良い人生を歩みましょう!
