日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2020年5月18日なぜ話し方が生き方を変えるのか?

ここ数日、新たな感染者が少なくなってきたことが報道されています。

状況が好転してきたことが実感として感じられると、心も明るくなってきますね。

しかし、経済活動が再開されても気を緩めずに過ごしたいものですね。

 

さて、今回は「なぜ話し方が生き方を変えるのか?」というテーマでお話します。



私たちの話し方教室を受講される方は、

・人前であがらずに話したい
・人とうまくコミュニケーションが取れるようになりたい
・人にインパクトを与える話し方を学びたい

など様々な問題意識を持っておられます。

言い換えれば、ご自身が問題だと思っている状態を改善したい、と思って受講を決意されているわけです。

 

話し方教室では、話し方のポイントをお伝えするとともに、毎回2分間のスピーチの練習を行います。

これを繰り返すことで、

・人前で堂々と話すことができるようになる
・簡潔な話しができるようになる
・良い人間関係を作る話し方ができるようになる

などの効果が現れてきます。

この練習に真剣に取り組めば取り組むほど効果が大きいのです。

話し方教室を受講して、出された課題などに真剣に取り組み、人前でスピーチする体験を繰り返すことで、確実に話し方が変わります。

こうして、話し方が変わったことによって、自身の問題が解決できた=自分が変わった、という達成感を得た方は数えきれないほど大勢いらっしゃいます。

 

しかし私が素晴らしいと感じるのは、この後の意識の変化です。

自分の話し方が変わったと自覚できた方は、当初の問題の克服だけに留まらず、

「もっと人前で上手に話したい!」

「もっと人に良い影響を与える話がしたい!」

と、自分で次の目標を持つようになります。

つまり、

「自身が問題だと思っている状態を改善したい」という願いから、「自らの目指すべき姿に近づきたい」というより積極的な願いにステップアップするのです。

 

「話が苦手」という状態を克服するという成功体験を通して、「もっと上手に話したい!」と考えられるようになれば、他のことにも以前よりも積極的にチャレンジできるようになります。

すると、その人の生き方そのものが、積極的になり、良い方向に変化していきます。

「話し方」は、人の変化の中でも、最も他の人に気づいてもらいやすいものの一つです。

今まで小さな声でぼそぼそ話していた人が大きな声で話すようになる、要領を得ない話をしていた人が、わかりやすい話をするようになる、といった変化は、人に気づいてもらいやすいですね。

そして、気づいた人は、「最近、声が大きくなったね!」「話がわかりやすくなったね!」などとフィードバックしてくれることが多いので、それが本人の達成感につながるのです。

 

2年ほど前、ハーバード大学が75年かけて「何が人を幸せにするのか?」という研究を行った結果が発表されました。

その結論は、「人生において人間関係が最も重要な要素である」ということでした。

話し方が変わると、人とのコミュニケーションが良くなります。

コミュニケーションがよくなる、ということは人間関係が良くなる、ということですね。

そう考えると「話し方が変わることで人生が好転する」と言えるのです。

日本話し方センターの話し方教室を受講された多くの方が、このことを実感されています。

 

皆さんも、是非「良い話し方」に意識を向けてみてはいかがでしょうか。
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