成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

逃げるのはもうやめた!

「おい久保田、大丈夫か?」。半年前、定例会議の場で、緊張のあまり呼吸困難になり、何も喋れなくなってしまった私に、社長が掛けてくれた言葉です。この時から私は、大勢の前で話をすることを避けてきました。部内会議の司会を他の人に任せ、プロジェクトリーダーに指名されても辞退してしまいました。「このまま物事から逃げていては駄目だ」そう思い、この日本話し方センターの門を開きました。

最初の講義で1分間の自己紹介をした際、「えー」が20回以上出てしまい、緊張で途中から頭が真っ白になりました。ひどく落ち込みました。「次は上手くできるようにしっかり練習しよう。そして緊張を克服するためにスピーチは一番最初にやってやろう」。そう心に決めました。
2回目のスピーチ実習では「えー」はなくなりましたが、話に抑揚はなく、面白くありません。しかも相変わらず緊張が取れないんです。落ち込みました。
3回目、話に会話を入れて抑揚をつけてみました。そして、50回以上練習して内容もほぼ暗記しました。場数を踏むことで少し余裕が出てきたと思います。

先日、同じ職場の30歳くらいの若手から「今日の久保田さんのプレゼン、今までで一番良かったっすよ。雑談も面白かったし、内容もしっかりポイント抑えてて完璧でしたね」そう褒めてもらいました。ちょっと上から目線だったのは気になりましたが、やっぱり褒められると嬉しいものです。今はまだ自分の理想とするようなスピーチは出来ていませんが、これからも「何度でも逃げずに挑戦しよう!」と、心に誓っています。

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