日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2021年3月6日上手なプレゼンのポイントとは?

日本話し方センターの話し方教室を受講される方の中には、

「社内やお客様先でプレゼンをするのですが、どうもうまくいかない」

というお悩みの方がいらっしゃいます。

そこで、今回はプレゼンをする際に気をつけることについて述べたいと思います。



まず1つ目のポイントは、画面ばかり見ない、ということです。

言い換えると、できるだけ聞き手の方を見て説明する、ということです。

説明する際、ほとんど画面を見て話をする人がかなり多いです。

こうした話し方は、聞き手にしてみれば、自分を無視された感じがして気持ちいいものではありません。

話というものは、どのような場面でも聞き手にしっかりと顔を向けてするのが基本中の基本です。

しかしプレゼンが苦手な人は、聞き手の「よくわからないなぁ」という顔を見るのが怖い、という人が多いようです。

これでは聞き手は、自分たちを無視している上に話もよくわからない、とますます印象が悪くなってしまうでしょう。

苦手意識があっても聞き手の方をしっかりと見て話をすれば、少なくともその一所懸命さは伝わります。

ぜひ聞き手の方に体を向けて、しっかりと顔を見て話をしてください。

 

2つ目のポイントは、プレゼン資料に書いてあることをきちんと話す、ということです。

プロジェクターやモニターで資料を投影しながら説明する場合に、投影資料に書かれていないことばかり話す人がよくいます。

説明者にしてみれば、書いてあることをそのまま読み上げるだけでは価値がない、と思えるのかも知れません。

しかし説明を受ける側は。投影資料をその場で初めて見ます。

投影資料と異なることを説明されると、資料を読めばいいのか説明を聞けばいいのか戸惑ってしまい、結局どちらも理解できなかった、ということになってしまいます。

まず投影資料に書かれていることをきちんと説明し、その上で必要な補足説明などを行うようにしましょう。

 

ポイントの3つ目は、聞き手の表情をよく見ながらプレゼンを進める、ということです。

プレゼンの目的は、説明したいことを聞き手に理解してもらうことです。

そのためには、聞き手が説明を順番に理解してもらわねばなりません。

途中でよくわからない箇所が出てくると、聞き手はその先の説明が理解できなくなってしまいます。

なので、説明しながら聞き手の表情やうなずきの度合いなどをよく見て、自分の説明が理解できているか、確認しながら話を進める必要があります。

途中で

「ここまでは宜しいでしょうか?」

「ここまででご不明な点などはございますか?」

などと確認しながら進めるとよいでしょう。

 

そして4つ目のポイントは、事前の準備を納得できるまで行う、ということです。

上に述べた1つ目から3つ目のポイントは理解してもすぐにできるものではありません。

プレゼンは知識ではなくスキルですので、「わかる」のではなく「できる」にならなくてはなりません。

そのためには、3つのポイントを意識して繰り返し繰り返しリハーサルを行ってください。

自分で納得できるまで手を抜かずに練習してください。

そうすれば、以前とは違うプレゼンができるはずです。

 

今回はプレゼンで気をつけるべきポイントを解説しましたが、プレゼンの際に留意すべき話し方については触れませんでした。

プレゼンで気をつけるべき話し方は、その他の場面で気をつけることと同じです。

例えば「ゆっくり話す」「間を取って話す」「アイコンタクトを取る」などです。

それらはベーシックコース2日間集中セミナーオンライン短期集中トレーニングコースでしっかりと学んでいただけます。

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