日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

2020年11月16日要領よく話すには

最近、話し方教室を受講されている就活生の話を聞くことがよくあります。

先日、そうした就活生のAさんと話をしました。

Aさんは就職活動が本格化する時期を控えてかなり悩んでいるようでした。

「面接の準備はそれなりにしているんですけど、実際の面接の場で質問されても準備してきたことをどういう風に話したらいいかわからなくて、ん~そうですね・・・自分が言いたいことはあるんですけど、どういう順番に話せばいいのかわからなくて、例えば学生時代に一番力を入れたことは何ですかって聞かれて、そのエピソードと言われるとどれを言えばいいのか戸惑ってしまって・・・」

Aさんが悩んでいることはよくわかりましたし、このままではAさんが言うとおり、面接者には伝わりにくいだろうな、と思いました。

 


私はAさんと何回か話をしているので、Aさんが自分のことを面接官にわかってもらえる材料を持っていることは知っていました。

なので、Aさんには、言いたいこと、その裏付けとなるエピソードなどの要点を短い言葉で書き出して整理することをアドバイスしました。

 

ところで、上のAさんの話し方で気になるところは次の点です。

まず、一文が長いことです。

これは、考えながら話していることが原因です。

考えながら、「なので」「ですけど」のような接続詞でつなぎながら話をしているので、一文が長くなります。

また、これが言いたいという話の方向性が定まらないまま話しているので、聞き手にもわかりにくい話になっています。

 

次に、言わねばならないこと、言わなくてもよいことの区別ができていないことです。

人は自分が言いたいことを話します。

しかし、それが相手が聞いた方がいいことかどうかは別問題です。

例えば、仕事でミスをした場合、

・どういうミスか

・ミスの原因は何か

・ミスをどのように回復するか

・再発防止策は何か

を相手に伝えねばなりません。

しかし、私たちは得てして、

・ミスをした時の細かな状況

・ミスをしないように自分が努力したこと

などを延々と話してしまい勝ちです。

話すべきことと話さなくてもよいことが区別できていないのです。

Aさんの場合も、この傾向が見られました。

 

 

一文を短くして歯切れよく話す、また、言いたいことに絞って話すためには、次のことがお勧めです。

まず、話の要点を短い言葉で書き出します。

話す内容の骨格を先に作っておくことで、無駄な話をしないようになります。

そして、それをもとに何度も話す練習をします。

何度も話しているうちに、話が頭に入ってきますし、言いたいことがさらにまとまってきます。

こうして言いたいことがはっきりしてくると、自分に自信が出てきます。

そうすると、どんな場面でも、どんな質問に対しても、落ち着いて答えられるようになってきます。

慣れてくると、面接などでとっさに話をせねばならないときでも、話す前に頭の中で話の要点をサッと作って要領よく話せるようになります。

 

Aさんには、要点を短い言葉でまとめることで、ぜひ自信を持って面接に臨めるようになってもらいたいと思っています。

 

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