日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

2025年3月5日納得できる話はあがらない


1.あがり症は改善できる


このブログで何度もお伝えしているように、あがり症の人は世の中に沢山います。

なので、もしあなたがあがり症だとしても、決して「自分だけあがる」などと思って、自分を追い込まないでください。

誰でもあがるので、安心してください。

ところで、ベーシックコース2日間集中コースの多くの受講生は、あがらずに話すコツを身につけていただいています。

その改善策は、人それぞれです。

  • 大きな声を出すことで、人前で話す勇気が持てた

  • 何度も声に出して練習することで、話すことが楽しいと感じることが出来た

  • 聞いている人は話を一字一句覚えていないと聞き、リラックスして話すことができた


何があがり症克服のきっかけになるかは、プロのアドバイスを受けながら実際にトレーニングしてみないとわからないものです。



ところで、あがり症を和らげる効果の一つに、自分が納得できる話にする、ということがあります。

多くの人がこれによって、自信を持って話すことができています。

その結果、「あがっている」という感覚が薄れています。

 

2.社長塾参加者吉本さんの例

私はアタックスグループ主催の『社長塾』に、話し方に関する講師として毎年登壇しています。

人前で話し慣れていると思われがちな経営者にも、あがり症の人が意外に多いのです。

『社長塾』に参加している経営者の皆さんも、ほぼ全員、人前で話す際にあがると仰います。

以前に参加された吉本さん(仮名)も、人前でのあがりを改善したいと切実に思っていました。

 

吉本さんはお父様が起業された会社の二代目で、数年前に社長に就任されています。

就任以降、経営者の集まりや同業者の会合などで話をする機会が増えました。

しかし、人前で話すことが大の苦手で、今まで極力避けてきたそうです。

とは言え、最近、人前で話す機会がますます増えてきたので「どうしよう~」と思った時に、『社長塾』の私の講義に参加されました。

『社長塾』は1年間かけて、経営に関する様々なことを学ぶ講座です。

その最終日に参加者全員が、今後の自社の経営方針を策定し、全員の前で20分のプレゼンします。

吉本さんは、このプレゼン内容を社内でも発表したいと思っていました。

しかし、人前で話すことに自信がないので、最終プレゼンの準備のために、私の個人レッスンを受けられました。


3.吉本さんとのやり取り


早速、吉本さんにプレゼンの一部を話してもらいました。

ご自身が仰るように、やはり自信が感じられないお話振りでした。

 

私「吉本さん、お話してみて何を感じられましたか?」

吉本さん「ん~、状況説明や目標、今後の施策など、一通りのストーリーはできていると思いますが、何だか私の想いがきちんと話せていない感じがします・・・」

私「私もそう思いました。そもそもどうしてこの施策をやりたいと思ったのですか?」

吉本さん「そうですね・・・聞かれて気付きましたが、これをやらないとダメだな、と思える出来事があったからでした」

私「吉本さん、その出来事を話せば、話が具体的になるし、だからこれをやりたい、という想いも話しやすくなるのではないでしょうか?」

吉本さん「確かにそうですね。練り直してみます!」

 

その後、過去の出来事を入れて手直ししたものを再度話してもらいました。

 

私「吉本さん、今度はどうでしたか?」

吉本さん「はい!前よりもずっと話しやすかったです!」

私「そうですね。格段に活き活きと話されていましたね。ところで施策の進め方の説明が今一つ抽象的でわかりにくい感じがしますが」

吉本さん「ああ、そう言えば、私も話していて物足りないな、と思いました。少し具体的な例を盛り込みます」

このようにして、吉本さんと私は何度か発表練習と手直しを繰り返しました。

そして、吉本さんが納得できるレベルのものが出来上がりました。

『社長塾』の最終プレゼンでは、堂々と分かりやすい話をされたそうです。


4.話す内容にこだわる


吉本さんの例のように、ベーシックコース2日間集中コースのスピーチ実習では、スピーチの内容についても講師がアドバイスしています。

内容に今一つ納得できていない人が、講師のアドバイスで納得できるものになった途端、見違えるように活き活きとしたスピーチをするようになった例を、私は数多く見てきています。

あがり症の改善のためには、話の仕方を訓練することはとても効果があります。

しかし、それ以上に、納得できる話、あなたが「話したい!」と思える内容にすることがとても大切なのです。

スピーチやプレゼンをする際は「まぁ、これでいいか」ではなく、「よし、この内容で話そう、いや、話したい!」と思えるまで話の内容にこだわってください。

 

5.話し方のトレーニングをしてみませんか?


今回は、納得できる話にするとあがりにくくなる、という話をしました。

しかし、実際は吉本さんのように、自分だけで話の内容を納得できるものにするのは難しいかも知れません。

そうお感じになった方は、ぜひ日本話し方センターのベーシックコース2日間集中コースをご受講ください。

話し方のプロである講師が、納得できる話にするコツを講義でお伝えし、スピーチ実習で実践的にご指導いたします。

各コースで身につけたスキルを多くの受講生が日常で実践し、成功を体験されています。

ぜひご受講ください!
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