日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2023年9月6日話し方を効果的に学ぶために大切なこと


★勿体ない受講生


「話が上手くなりたい!」と思ったら、多くの人は話し方に関する本を読むでしょう。しかし、本を読んだだけで話し方が上達した、という人に私はお目にかかったことがありません。それは、話し方はスキルだからです。知識を得れば上手くなるものではなく、専門家のアドバイスを受けてトレーニングすることで初めて身につくものだからです。なので、話し方を改善したい方は、ぜひ日本話し方センターのベーシックコースなどの話し方教室を受講いただきたいと思います。
しかし、単に話し方教室に参加するだけでは、残念ながら話し方の上達は限定的なものにしかなりません。講義で学んだことや次回までの課題についてご自宅で練習したり、日常の中で話の材料を集めたりと、教室以外でも話し方上達に関する行動をしていただく必要があります。
そして、そのためには、日常の中で話し方を練習したり話のネタ集めたりすることの優先順位を上げてもらう必要があるのです。

 



★話し方のトレーニングは『重要だが緊急ではない』もの


長年のベストセラーとなっている「7つの習慣」という本に「時間管理のマトリックス』が紹介されています。私たちの時間の使い方を、「重要度」と「緊急度」の2つの軸で表したものです。

著者はこの図について次のように指摘しています。
「多くの人は第1領域の活動に完全に溺れてしまい、この領域に属する仕事に追われた日々を過ごしている。一方、第1領域だと勘違いして第3領域に多くの時間を浪費する人もいる。効果的に人生を営む人は、第2領域に時間を投資することで第1領域の問題をなくしていくようにしている」
多くの人にとって話し方のトレーニングは、緊急ではないが将来の自分に投資する重要な項目という意味では第2領域に属するものなのです。

★優先順位を上げる


お願いしたいことは、話し方教室に通う期間だけは、優先順位を第1領域並にあげてそのトレーニングに取り組んでいただきたい、ということです。
一般に第2領域に属するものは、意識して優先順位を上げないとなかなか手をつけにくいものです。ついつい第1領域のことを優先して行いますし、著者が述べているように、ともすれば第3領域に属する、重要ではないが緊急なものを、あたかも重要なものととらえて取り組んでいることも多いと思います。なぜならば、第3領域に属するものは、日常のルーティンのような仕事が多く、これらをこなしていることで『仕事をしている』という実感が得られるからです。従って、せっかく話し方教室に通っても、重要ではないが緊急と思えることが発生すると、そちらを優先して教室を欠席してしまう、ということが起こりがちなのです。そもそも話し方に苦手意識があるので、できればやりたくない、という思いが教室が始まってからも拭えないことにも一因があるのでしょう。
しかし、人生を豊かなものにするには、第2領域にできるだけ多くの時間を使う必要があります。頑張って話し方のスキルを身につければ、人前で話すことにも苦手意識がなくなりますし、自信がつけば話以外のことにも積極的になれます。つまり、話し方のトレーニングは、『人生を変えることができる財産を自分の中に築くプロセス』ということができます。ぜひ第2領域に属する話し方のトレーニングをやろう、と決心した人は、他のことに優先して話し方のトレーニングに取り組んでください!

★優先順位を上げて話し方を学びませんか?


日本話し方センターのベーシックコースは、話し方やコミュニケーションに関する知識を体系的にお伝えし、実習では受講生お一人おひとりの個性に応じたアドバイスを行うことで、人生を変えることができる財産を築いていただけるコースです。その効果は多くの受講生が実感されています。ぜひその実際の姿をぜひ無料体験教室で実感してください!
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