2021年5月14日話し方は話しながら上達させよう!
少し前にベストセラーとなった、ロルフ・ドベリ著「Think Clearly」という本を最近改めて読み直しました。
この本は、「最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」という副題がついています。
我々が生きていく上で参考になることが書かれていて、非常に感銘を受けました。
この本には、52の思考法が紹介されています。
一つひとつは、
・自分の頭で考えよう
・専門分野を持とう
・不要な心配事を避けよう
など、とてもシンプルなテーマです。
しかし、その思考法を解説する例話が面白くて納得できるので、最後まで興味を持って読めます。
その中で印象に残っている思考法の一つに「考えるより、行動しよう」というものがあります。
例えば、文章を書く場合、何を書くかというアイデアは、考えている時にではなく、書いている最中に浮かびます。
そして、この法則は、人間が行う、ありとあらゆる領域の活動に当てはまります。
セールスマンが完璧なセールストークができるようになるのは、セールス方法を研究するからではなく、話術を何度も磨きあげ、数え切れないほど断られるという経験をするからです。
つまり、考えるだけではダメで、行動しなければならない、ということです。
しかし、人間はつい考えることに時間を費やしてしまいます。
本書では、それは、考える方が楽で、行動するのは難しいからだ、としています。
このことは、正に話し方にピッタリ当てはまります。
日本話し方センターの2日間集中セミナーでは、受講生はその場で失敗談などのテーマでスピーチを作って話をします。
その際に、多くの人がスピーチ原稿の作成にかなりの時間を費やします。
講師が、
「だいたいのストーリーができあがったら声に出して練習しながら原稿を完成させてください!」
とお願いしても、中々立ち上がろうとはしません。
これは、上に紹介した考え方を当てはめると、原稿を考えている方が楽、という面があるのかも知れません。
また、原稿を覚えないと声に出して練習できない、と思っている人もいるようです。
「話すのが苦手なら話すことで直せ」
日本話し方センター創業者江川ひろしの言葉です。
原稿が中途半端でも、話す骨子ができたら、とにかく声に出して繰り返し練習することが大事です。
声に出しているうちに、
「この部分が言いにくいので表現を変えよう」
「話していて何だかしっくりこない。この言葉、変えてみよう」
など、気付きが生まれます。
それらを修正していくことで、スピーチがどんどんよくなっていきます。
話し方は、自転車に乗れるようになったり、泳げるようになったりするのと同じで、体に覚え込ませる、という面があります。
声に出して話す、という行動を起こすことで、言いたいことを適切に表現できる原稿になり、それを体に覚え込ませることができます。
そうすると、考えなくても言葉がスラスラ出るようになります。
まさに考えるよりも行動することが大事ですね。
話すのが苦手なら、ぜひ話すことで直してください。
日本話し方センターの2日間集中セミナーは、まさに話ながら話を上達させることに集中する2日間です。
この2日間、しっかりと取り組めば話し方は必ず上達します。
ぜひご参加ください!
この本は、「最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」という副題がついています。
我々が生きていく上で参考になることが書かれていて、非常に感銘を受けました。
この本には、52の思考法が紹介されています。
一つひとつは、
・自分の頭で考えよう
・専門分野を持とう
・不要な心配事を避けよう
など、とてもシンプルなテーマです。
しかし、その思考法を解説する例話が面白くて納得できるので、最後まで興味を持って読めます。
その中で印象に残っている思考法の一つに「考えるより、行動しよう」というものがあります。
例えば、文章を書く場合、何を書くかというアイデアは、考えている時にではなく、書いている最中に浮かびます。
そして、この法則は、人間が行う、ありとあらゆる領域の活動に当てはまります。
セールスマンが完璧なセールストークができるようになるのは、セールス方法を研究するからではなく、話術を何度も磨きあげ、数え切れないほど断られるという経験をするからです。
つまり、考えるだけではダメで、行動しなければならない、ということです。
しかし、人間はつい考えることに時間を費やしてしまいます。
本書では、それは、考える方が楽で、行動するのは難しいからだ、としています。
このことは、正に話し方にピッタリ当てはまります。
日本話し方センターの2日間集中セミナーでは、受講生はその場で失敗談などのテーマでスピーチを作って話をします。
その際に、多くの人がスピーチ原稿の作成にかなりの時間を費やします。
講師が、
「だいたいのストーリーができあがったら声に出して練習しながら原稿を完成させてください!」
とお願いしても、中々立ち上がろうとはしません。
これは、上に紹介した考え方を当てはめると、原稿を考えている方が楽、という面があるのかも知れません。
また、原稿を覚えないと声に出して練習できない、と思っている人もいるようです。
「話すのが苦手なら話すことで直せ」
日本話し方センター創業者江川ひろしの言葉です。
原稿が中途半端でも、話す骨子ができたら、とにかく声に出して繰り返し練習することが大事です。
声に出しているうちに、
「この部分が言いにくいので表現を変えよう」
「話していて何だかしっくりこない。この言葉、変えてみよう」
など、気付きが生まれます。
それらを修正していくことで、スピーチがどんどんよくなっていきます。
話し方は、自転車に乗れるようになったり、泳げるようになったりするのと同じで、体に覚え込ませる、という面があります。
声に出して話す、という行動を起こすことで、言いたいことを適切に表現できる原稿になり、それを体に覚え込ませることができます。
そうすると、考えなくても言葉がスラスラ出るようになります。
まさに考えるよりも行動することが大事ですね。
話すのが苦手なら、ぜひ話すことで直してください。
日本話し方センターの2日間集中セミナーは、まさに話ながら話を上達させることに集中する2日間です。
この2日間、しっかりと取り組めば話し方は必ず上達します。
ぜひご参加ください!