日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2022年3月17日効果的に場数を踏んであがり症を克服しよう!

日本話し方センターのベーシックコースを受講される多くの人が「人前であがらずに堂々と話がしたい」という思いを持っています。


★ あがり症克服には場数を踏むことが効果的


「人前で話す時にあがってしまい話がうまくできなかった。もうあのような失敗はしたくない」という思いで受講されています。そういう方は受講姿勢も真剣そのものですので、コースを修了される頃には堂々とスピーチができるようになっています。人前であがらずに話せるようになるには幾つかの方法がありますが、その一つに場数をこなすということがあります。場数をこなすとは、言うまでもなく数多く人前で話す経験をするということです。数多く人前で話すことで次第に場の雰囲気に慣れていき、あがりを抑えて話せるようになるというのがその趣旨です。

 

★ 場数の踏み方に注意!


しかし、単に場数をこなすだけで話し方が上達するとは限りません。多少の場慣れはするかも知れませんが、機械的に数をこなしているだけでは話し方は上達しません。それは、いつも不満足な話に終わっているといつまで経っても成功したという体験ができないからです。この状態では人前での話に対する苦手意識が拭えず、あがりも克服できないのです。では、どのような場数の踏み方をすれば効果が得られるのでしょうか。

★ 効果的な場数の踏み方とは?


実はそんなに特殊なことではありません。人前で話した後、自分の話し方を振り返り、よかった点と改善すべき点をそれぞれ1つ以上見つけて、それを言葉にまとめるだけです。そして、改善すべき点を克服する練習をした後、次の場に臨みます。これを繰り返せばあがりは克服できます。
少し詳しく解説しましょう。

 
・改善点を見つける

まず、自分の改善すべき点を見つけて言葉にします。
「原稿ばかり見て話してしまった。参加者の顔を見ることができなかった」
「途中で舌がちゃんと動かず、発音が曖昧なところがたくさんあった」
「最初から最後まで引きつった顔で話してしまった」

 
・具体的な行動を決める

そして、それを改善する具体的な行動を決めます。
「話を忘れた時だけ原稿を見る。内容を確認したら参加者の方に顔を向けて話す。これを意識して1日5回スピーチ練習をする」
「滑舌を良くするために早口ことばを1日5回、大きな口を開けて行う」
「1日1分、鏡の前で笑顔を作る練習をする」

 
・よかった点を見つける

同時によかった点も必ず見つけて言葉にします。
「開始2分くらいまで、参加者の顔を見て話ができた」
「いつもよりゆっくり話すことができた」
「途中でうなずいてくれている人を見たら、笑顔が自然に作れた」
よかった点を言葉にして意識することで、自分の成長を実感することができます。これはモチベーションを維持する上でとても大切なことです。

こうして、1つか2つの改善点を克服する練習をして次の話す機会に臨みます。そして、また、よかった点、改善点を整理し、克服する練習します。これを繰り返すことで、話し方は徐々に改善されあがりを抑えて話せるようになります。

 

★ ベーシックコースで場数を踏む


日本話し方センターのベーシックコースでは、受講生それぞれの悩みに対して、それぞれの個性や状況に応じたご指導をしています。その成果は多くの受講生が実感されています。ぜひ「受講生の声」をご一読ください!
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