成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

自分のことをほめてみよう

教室に通い、話し方の基礎やスキルを学びました。
発表の機会を何度も経験し、スピーチに対する苦手意識がだんだんと薄れてい
っているのを自分でも感じています。
しかし私がこの教室に通って本当に良かったと思っているのは、「生き方」で
今まで気付いていなかったことをたくさん気づくことができたことでした。

“話を聞いてもらうためにはまず自分が好かれる人になること”
“自分から挨拶する”“ポジティブシンキング”“ほめ言葉を使う”
当たり前のようなことだけど、よくよく考えてみるとできていないな・・・と
思うことばかりでした。

その中でも一番苦手だと思ったことが「ほめ言葉」です。
ほめ言葉の講義の日に、ふと思いました。
「最近、いつ誰のことをほめたっけ?」思いだせませんでした。
考えてみれば、私は昔から、ほめることもほめられることも、うまくできませ
んでした。
心の中ではすごくいいと思っても、言葉にするのが恥ずかしいし、どう言って
いいのかわからない。
その上、自分がほめられても素直に喜ぶことがどうしても苦手でした。

学生時代の部活でも、後輩に慕われている人は、上手にほめ言葉を使っている
人でした。
「先週ここができなかったけどだいぶ良くなったね!よく練習したね!」
私も同じように思っても、この一言が言えませんでした。

しかし、いきなりほめ言葉を誰かに使おうとするのは難しいと思ったので、
段階を踏むことにしました。
まずは「自分のことをほめてみる!」と決めました。
「今の電話対応すごくスムーズだったじゃん!」
「こんな時間までよく仕事を頑張ったね。お疲れ自分」
「今日はミスがなかったね」
普段は気にも留めていなかったふとしたこと、当たり前のことを心の中でほめ
てみることにしました。
すると、「よし!次も頑張ろう!次はもっとこうしてみよう」とモチベーション
UPにつながることにも気が付きました。

授業で言っていた「ほめ言葉は才能をのばし善行を生む」ということはこうい
うことかと分かりました。
自分を毎日ほめることで、誰かをほめる時にどういう言葉がけをすればいいの
か、ということがわかってきました。

これからは自分をほめることを続けながら、相手をほめることにも挑戦してい
きます。
そして、自分をほめることでほめられることに慣れてきたら、誰かからほめら
れた時に素直に喜びたいと思っています。これからもほめ言葉を上手に使いな
がら、良い人間関係を築いていきたいと思います。

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