成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

劣等感を捨て、人の話を聞けるようになった

先日、外部のマーケティングセミナーに参加しました。
参加者は一流企業の方ばかり。
20代前半のフレッシュな女性から、50代のベテラン風の男性など様々な業種、
年代の方々が集まっていました。

まずは、自己紹介。30代くらいのキャリアウーマン風の女性が
「部暑移動となり、新しい業務を始めるにあたり参加しました・・・」
とすらすらとセミナーの参加に向けての意欲を語っていました。

以前であれば、他の人の堂々とした立派な話を聞いてしまうと
“うわ、どうしよう・・・そんなにうまく話せないし、何を話せばいいのか”
とまずは思っていました。

いざ、私の番という時に、教室で学んだことを思い出しました。
“他の人と比べるのはやめよう。自分が思っている以上に、人から見られる印
象は悪くないんだ”と言い聞かせ、自分の思いを気楽に語ってみました。
「今まで携わってきた業務の幅を広げたいと思い参加しました」
第一関門は突破です。

グループワークでは、参加者の方は非常に熱心で、積極的にそれぞれの意見が
飛び交い、なかなかまとまりがつきません。

そこで私は皆さんの意見を聞いてまとめる役に回りました。
「鈴木さんは、このような意見でしたが、他の方はどう思いますか」
とふってみました。特に意見もないようなので
「では、次にこの話題にすすみましょうか」
と、どんどん話を進めていきました。

自分の意見を積極的に伝えることも重要ですが、それぞれが言いたいことを言
っているだけでは、話がまとまりません。
それ以上に、人の話を聞き、その話を理解し、まとめて皆が理解できるように
伝えることも重要だと感じました。

今までは、話し上手な人の前では変に劣等感を持ち、自分が話すことばかりに
集中し、肝心の話の内容をきちんと聞けていなかったのではないかと思ってい
ます。
最近では、会社の会議の際などでも、まずは人の話をよく聞き、自分が理解し
てから発言することを心がけています。

劣等感を捨てることで、人の話が聞けるようになりました。

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