成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

コミュニケーションがとれるようになった

私は「人の話を聞けない」「人に話しかけようにも話題がない」
「人見知りで人と関わろうとしない、関わりたくない」という状態でした。
ましてや、大勢の人前で話しをすることなど、絶対に不可能だ
と思っていました。

人と話すことに諦めを感じていたので、何をするにも無気力で、
常に落ち込んだ状態でした。周りの人が楽しそうにしている中で、
私だけが輪に入れませんでした。
私はどこに行っても仲間に入れずに、孤立していました。
嫌われ者の劣等感さえ抱いていました。

ですから話し方教室で「話題の作り方を教えてもらえばいい」
と思っていました。
ところが通ってみると、毎回スピーチ実習があり事前の準備や練習など
宿題もあることがわかり、正直、“面倒くさい、だるい、やりたくない”
と考えていました。

でも、話題を考えていくうちに、スピーチに積極的にトライしようと
思えるようになりました。実際話を終えて拍手をもらった時に、
安堵感とともに達成感も味わうことができました。
そして、面倒くさいと思っていたスピーチをすればするほど、
話し上手になっていくことを自覚することができたのです。

また、積極的に挨拶することを学んでからは、
勇気をだして初対面の人にも、挨拶をするようにしました。
その時に第一印象が大切だと考え、明るく大きな声と笑顔ですること
を心がけました。

まずは学校に行くときに利用している駐輪場の係の人に挨拶をすることに
しました。始めは「おはようございます」だけでしたが、続けるうちに、
だんだんと会話が続けられるようになっていきました。
自分から挨拶をすることで、人見知りだった私も少し人とうまく話せる
ようになっていったのです。

先日駐輪場の係の人から声をかけられました。
「あれ、いつもと場所が違うけどいいの?」
私は顔を覚えてもらえるようになったんだと、とてもうれしくなりました。

これからも、自分から積極的に声をかけていきます。

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