成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

ありのままの自分を受け入れよう

以前の私は、緊張のあまり顔は紅潮し、声は上ずり、
心臓が口から飛び出しそうな状態で、人前に立っていました。
頭の中では“どうせ私の話なんか面白くないんだ。ほらほら、また、
つまらん話をしているよって怖い顔をしてこっちを見ているよ”
とそんな風に頭の中でぐるぐるつぶやいていました。
挙句に“うまくやらなければならない。そうでなければ、皆にやっぱり
あいつはできないやつだとレッテルを貼られる。そうなったら、
わたしはここにはいられない。最悪だ。”と、
そんな考えに押しつぶされそうでした。
その結果、一字一句原稿を作り、一気に話し出すのです。
そんな話が相手に伝わるはずがありません。

そこで、この状況を何とかしたくて教室に通うことにしました。
ここで、プラス思考は自信につながることを学びました。

まず、ここにいる人たちは、私の話を聞きたがっていると思い込むこと
から始めました。そして、人前に立つ前に腹式深呼吸をし、気持ちを
落ち着かせます。「こんばんは」と一礼した後に、笑顔の表情を作ること
を実行してみました。そのことを心がけていくうちに、
一回目のスピーチよりも二回目、二回目のスピーチより三回目という風に、
気持ちに余裕が持てるようになりました。そして気がつけば、
頭のなかのつぶやきも感じなくなっていました。

まだまだ緊張はしますが、“ありのままの自分を受け入れよう”
“失敗したっていいじゃないか。失敗しても最悪というわけではない。
またやり直せばいいよ。完璧にできる人なんていない。
十分な準備さえすれば何とかなるんだ”と思えるようになりました。
そして、周りも見渡せるようになりました。間も取れるようになりました。
何よりアドリブが言えるようになりました。

「信じる者こそ救われる」と言います。これからは自分を信じ、
ありのままの自分を受け入れ、自信を持ってスピーチしていきます。

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