2024年11月26日話し上手になるためにやるべきこととは?
1.話が上手くなるには練習が必要
「何とかもっと上手く話せるようにならないかなぁ・・・」
上司への報告や取引先へのプレゼンなどが上手くいかなかった時、ほとんどの人がこのように思うでしょう。
しかし、その思いは時間が経つとともに薄れてしまいます。
そして、再び報告やプレゼンをした時に同じ悔しい思いをしてしまう。
そのような方がとても多いと思います。
このブログで度々書いていることですが、上手な話し方に改善する方法を学んで、それを繰り返し練習しなければ上達しません。
従って、先に述べたようなことが度々ある方は、ぜひ改善策を理解してそれを実践してください。
そして、そのために日本話し方センターのベーシックコースを受講いただくことも、ぜひご検討ください。
2.上手な話し方の特徴とは?
ところで、話し方を学んで実践するにしても、『上手な話』とはどういうものか、ということを理解しておくことが重要です。
私たちは普段一言で『上手な』という言葉を使いますが、実は非常に抽象的な表現なのです。
従って、「上手な話し方とはどういうものですか?」と聞かれた場合の答えが、人によってバラバラです。
上手な話し方とはどういう特徴があるのでしょうか。
3.話が具体的
まず、1つ目の特徴は、話が具体的ということです。
話が具体的とは、聞いている人の頭の中で話している内容がイメージができる、映像が描けることです。
私たちが普段、仕事やプライベートで話していることは、実はかなり抽象的です。
話している人は、頭の中には具体的なイメージがあります。
しかし、それを話す際、相手の頭の中にその具体的なイメージをコピーするために必要なものを省いて話してしまうのです。
とは言え、自分が持っているイメージを相手にきちんと伝えることはとても難しいものです。
従って、つい必要なことを省いてしまうのも仕方ないことです。
話を具体的にする秘訣として、ぜひ話に5W1Hを入れることを心がけてください。
例えば、
「財布を忘れて外出した。今後は家を出る前にちゃんと確認しなければと思った」
という話をするとします。
こうした簡単な話でも、
- いつ頃の出来事なのか
- なぜ忘れたのか
- どんな財布なのか
- どういう顛末だったのか
などを入れて話してください。
これらの要素が抜けている話は、『わかりにくい話』という印象になります。
また、聞いている人は
「いつ頃の話だろう?」
「どんな財布なのかな?」
と考えている間に話を聞き逃してしまいます。
これも、どういう話かわからなかった、という印象につながる要素です。
5W1Hが過不足なく語られている話は、そうしたストレスがなくてわかりやすいのです。
ぜひご留意ください。
4.意見や気持ちが述べられている
2つ目の特徴は、話の中で自分の意見や気持ちがきちんと述べられていることです。
例えば、
「15年振りに車を買い換えました。それまで乗っていた車にはない装備などがあります」
という話をしたら、聞いている人は「だから何?」と思ってしまうでしょう。
一方、この話を意見や気持ちを交えて話すと、ガラッと変わったものになります。
「15年振りに車を買い換えました。
それまで乗っていた車にはなかった装備や機能があり、まだ上手く使いこなせません。
こうした細かな機能が意外に威力を発揮することがあるので、マニュアルをきちんと読んで理解しておこうと思っています」
この話し方なら聞いてる人は
「なるほど。確かにマニュアルなんかをきちんと読むことは大切だな」
と話に納得してもらえます。
その結果、『上手な話』だと思ってもらえます。
気持ちや意見がない話は単なる報告です。
こうした話は聞き手にとって面白いものではありません。
これは職場での話でも同じことが言えます。
例えば、
「A社に提案書を届けてきました」
という報告にも意見を入れると、話の印象か変わります。
「A社に提案書を届けたところ、先方のN部長はすぐにご覧になって満足そうな様子でした。
受注がかなり期待できると思います」
このように、単なる報告でも、そこに自分の意見を入れることで仕事の質が変わってくるのです。
5.ベーシックコースで話し方に磨きをかけましょう!
上の2つの点は話をするあらゆる場面で大切なことです。
日本話し方センターのベーシックコースでは、上記以外にも話をする上で大切な要素を講義でお伝えし、それが身につくよう実習でご指導しています。
その実際の姿をぜひ無料体験教室で実感してください!