日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

2024年10月3日自己紹介を活用しよう

 

1.仕方なく行っていた自己紹介


就職した時や職場が変わった時などに、必ず自己紹介をします。

しかし、大抵の場合、やれと言われたので仕方なくやる、というものなのではないでしょうか。

私も今まで就職、転勤、転職などの場面で幾度も自己紹介をしてきましたが、例外なく、仕方なしにやっていました。

また、仕方なくやるので、話すことも事前に少し考えただけで、ぶっつけ本番に近いものでした。

その結果、「え~、あの~」という言葉ぐせを連発しながら話していました。

言葉ぐせは、話しながら次に話すことを考えている時間をかせぐために出てしまうものです。

当然、そうした話し方で行う自己紹介は、おざなりなものになり、自分でも納得できないものでした。


2.自己紹介の目的とは?


しかし、日本話し方センターと関わるようになってから、私の自己紹介は一変しました。

それは、自己紹介にも目的があることを知ったからです。

日本話し方センターでは、話には全て目的がある、と伝えています。

子供を叱るのは、二度と同じ過ちを犯さないように指導する、という目的があります。

また、日常会話(雑談)は、お互いの人間関係をより良くする、ということが目的です。

では、自己紹介の目的は何でしょうか。

それは、主に

  • 自分の名前を覚えてもらうこと

  • 分を印象づけること


の2つです。

多くの人が、この目的を意識せず、以前の私同様、おざなりに行っています。

これはとてももったいないことです。

せっかくなら、この目的に沿った自己紹介をしたいものです。

 

3.名前を覚えてもらうためには?


目的の1つ目である、名前を覚えてもらうために、名字だけでなく名前までハッキリ言いましょう。

そして、その際に「たなかいちろうです」と名字と名前を続けて言うのではなく、「たなか いちろう です」と、名字と名前の間に少し『間』を入れるようにしましょう。

こうすることによって、聞いている人に名字と名前をハッキリと聞き取ってもらえます。

また、名前を繰り返し言うことも効果的です。

一般的に自己紹介では自分の名前を1回しか言いません。

それも、始めにさっさと言ってしまうので、その後の話を聞いているうちに聞いている人は何という名前だったか、すっかり忘れてしまいます。

なので、自己紹介の最後に「たなか いちろう です。どうぞ宜しくお願いいたします」と繰り返し言うと、聞いている人の記憶に残りやすくなります。


4.自分を印象づけるには?


次に、2つ目の目的である、自分の人柄を印象づけることについてお話します。

このためには、出身地や前職、趣味などを紹介する中で、相手の興味を引くようなことを話すと効果があります。

「私は大阪出身です。粉もんの食文化が盛んで、お好み焼きなどが普通の家庭でもおかずとして出てきます。

私も子供の頃はよくたこ焼きをおかずにご飯を食べていました」

「私の趣味は映画鑑賞です。特にハリー・ポッターシリーズが好きで、すべて劇場で2回以上見ています」

「へぇ、そうなんだ」「ああ、私と同じだ!」と思うような話を入れると、聞いている人はあなたのことを記憶してくれるはずです。

 

また、異業種交流会などで、複数人が自己紹介をする場合は、他の人の話の一部からつなげて話すのもよいでしょう。

「先ほどの木村さんは山形のご出身とのことですが、私も山形出身で小さい頃から冷やしラーメンをよく食べていました」

こういう風に他の人の話からつなげると、ちゃんと人の話を聞いている人だな、と聞いている人は好意を持ってくれます。

また、話題に取り上げた人とは共通するものがあるはずなので、自己紹介後、すぐに仲良くなれる可能性もあります。

 

5.十分に準備をした上で、短く切り上げる


上に述べたことは、自己紹介をする際に即興でできるものではありません。

事前に、何を話すか、それをどの用に話すかなど、十分に準備をしておく必要があります。

しかし、一旦作成した自己紹介は、自己紹介をする度に繰り返し使えます。

そうすれば、突然自己紹介を促された場合でも、落ち着いて話すことができます。

ぜひ、普段から自己紹介を準備しておいてください。

 

ところで、その際に注意することがあります。

それは、長く話さない、ということです。

人は自分のことになると、色々と話したくなるものです。

その結果、長々と自己紹介をしている人をしばしば見かけます。

しかし、他の人がそういう話をきちんと聞いているとは限りません。

自己紹介に限らず、話は長くなればなるほど、相手には聞いてもらえません。

従って、自己紹介は長くても1分半に収めるべきです。

話している間は、聞いている人たちの時間を奪っています。

このことに留意して、ぜひ話は短くしてください。


6.話し方のトレーニングをしましょう!


日本話し方センターでは、上に述べた自己紹介も含めて話し方に関する様々な知識をお伝えし、それらを身につけるトレーニングを行っています。

話し方はスキルです。

良いスキルを身につけるためにはトレーニングが欠かせません。

しかし、苦手なことをトレーニングするのは辛いものです。

そのため、私たちの話し方教室は、苦手なことでも継続してトレーニングできるよう、『明るく楽しく』をモットーにしています。

ぜひその実際を無料体験教室でお確かめください!
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