2024年9月15日会議で効果が発揮できる話し方教室の学びとは?
1.会議での発言が苦手だった受講生のSさん
私たちの話し方教室には、話し方を改善したいという人が受講しています。
その改善したい点は人によって様々ですが、意外に多いのが、
「会議で発言できるようになりたい」
ということです。
先日ベーシックコースを修了したSさんも、そうした中の一人でした。
Sさんには、月に1度、必ず出席しなければならない会議があります。
しかし、話すことが苦手なSさんは、その会議が嫌で嫌で仕方ありませんでした。
「君の話は長いね。それに話が整理されていないから何が言いたいのか全然分からない」
会議の度に、上司からこのように言われ、その度に落ち込んでいました。
「これではまずい。少しでも話し方が上手くなりたい」
という思いで受講することにしました。
そして、受講を開始してから2ヶ月後に、この会議に出席しました。
依然として緊張感はあったものの、以前より周りが良く見え、短く余裕を持ってゆっくりと話すことができました。
上司から、「前より全然よくなったよ!」と、初めてほめられたことがとても嬉しかったそうです。
Sさんのように、私たちの話し方教室を受講して、以前より会議で発言できるようになった、という人は大勢います。
話し方教室での学びは、あらゆる話す場面で効果を発揮します。
今回はその中でも、会議で効果を発揮するポイントを3つご紹介します。
2.最初に発言の趣旨を話す
ポイントの1つ目は、最初に発言の主旨を短い言葉で話せるようになることです。
「先ほどの提案について2つ質問があります」
「提案に賛成できません。前提条件に疑問があるからです」
「今のAさんの意見に賛成です」 など。
今からどういうことを言うのか、ということを端的に言うことで、他の出席者はあなたの発言を理解しやすくなります。
これは、話し方教室のスピーチ実習で、初めにスピーチのテーマを短い言葉で話すことの応用です。
世の中でよく言われている、「結論から先に話す」ということによく似た考え方です。
最初に発言の趣旨を話すことは、とても効果があります。
しかし、実際の会議の場では、これがほとんど実行されていません。
「この件については、材料費の高騰が今後も続くと予想され~」というように、事実や考えの背景から話す人がとても多いです。
この話し方では、聞いている人は何が言いたいのか最後まで聞かないとわかりません。
そのため、発言を聞きながらストレスを感じてしまいます。
発言に先立って、その主旨を端的に話すことで話は驚くほど分かりやすくなります。
3.発言を短くする
2つ目は、短く話せるようになることです。
話し方教室の実習では、受講生は2分間のスピーチをします。
2分間はスピーチをするには大変短い時間です。
一般的に会社の朝礼などでスピーチをする人は、大抵5分程度話していると思います。
しかし、敢えて2分間という短い時間にすることで、要を得て簡潔に話すコツが身についていきます。
会議に限らず、話は長くなればなるほど、聞いている人には理解し難くなります。
話が長くなるのは、発言の主旨とは関係のない、余計なことを言っているからです。
特に会議では、1人の人が長時間発言していると、他の出席者は会議に対する集中力がなくなっていきます。
会議を効果的なものにするには、その場の雰囲気作りも大切です。
出席者の集中力がなくなるのはできるだけ避けるべきです。
そのために、発言は要点のみを端的に伝える必要があります。
話し方教室のスピーチ実習は、短く話すことにも有効なのです。
4.自信を持って話す
そして、3つ目は、自分の話し方に自信を持って話せるようになることです。
これは前述のTさんが、話し方教室受講の効果を最も強く実感していることです。
話し方教室では、受講生が前に立ってスピーチを行います。
これを繰り返すことで、受講生は以前より落ち着いて相手に伝わる話ができるようになります。
また、講師はスピーチの後、以前より良くなった点を具体的に伝えます。
自ら上達に気付いたり、講師のコメントを聞いたりすると、自分の話し方に自信を持てるようになります。
その結果、会議でも落ち着いて出席者の顔を見ながら話ができるようになります。
★効果的な話し方を学びましょう!
以上、会議で活かせる話し方教室の学びについて述べました。
日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中コースでは、会議やプレゼンなどあらゆる場面で応用できる話し方の上達法を、その人に応じた形でご指導しています。
ぜひご受講ください!