日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

2024年11月20日やってみないと話し方は改善できない


1.あがり症は改善できます


「人前で話すのが苦手で、今までそういう機会をできるだけ避けてきました。


でも仕事で人前に立つことが増えて逃げられなくなり、何とかしたいと思って受講を決めました」


こうした動機で話し方教室を受講されている方が大勢いらっしゃいます。


「人前で堂々と話せるようなりたい!」


という切実な思いがあるので、取り組み姿勢も真剣そのものです。


ベーシックコースを修了する3ヶ月後には、ほとんどの人があがり症を治して、人前で話すことができるようになります。



あがり症は、プロから適切なアドバイスを受けながら真摯にトレーニングを繰り返すことで、確実に改善できます。


そうすると、自分の話し方にも自信が持てるようになります。


そして、話し方に自信が持てると、様々なものに積極的に取り組もうという意欲が出てきます。


その結果、

「人生がガラッと変わった!」

と仰る人が少なくありません。

私たちは、こうした言葉が何よりも嬉しいのです。

 

2.話し方の改善方法は様々


ところで、ベーシックコースを受講している人は、あがり症以外にも、次のようなことを改善したいと思っています。




  • 何が言いたいのか分からないと言われてしまう

  • 話していて言葉が出なくなる


あがらないようにしたいなら、人前で繰り返し話す練習をすれば次第に慣れてくるかも知れません。


また、話していて言葉が出なくなるなら、事前に話すことをきちんと考える習慣をつけるトレーニングをすればよいでしょう。


しかし、私が話し方教室で接している受講生には、上に述べたような直接的な改善方法ではないことで話し方が改善できた、ということもよくあります。


それは、話し方やコミュニケーションの取り方の上達は、多分に気持ちの持ち方に左右される側面が大きいからです。


何が気持ちの持ち方を変えるのかは、トレーニングをしてみないとわからないこともあります。


例えば、あがり症を克服したい受講生のJさんは、あがる原因は人の目を見ると怖くなってしまうから、と思っていました。


従って、人の目に慣れるまで人前に何度も立つ経験を重ねようと頑張っていました。


しかし、実際にはJさんは、大きな声を出すことで度胸がすわり、気持ちが前向きになってあがり症が改善したのです。


Jさん以外にも、次のことであがり症が改善できた人もいます。




  • 話す前に複式深呼吸をすると気持ちが落ち着いてあがりの意識が薄れた

  • まっすぐに手を挙げる習慣で積極的な気持ちになった


 

3.解決策は意外なところにある


また、先日は受講生のHさんがこんな話をしてくれました。


ベーシックコースに通うようになってから、人の話し方がとても気になるようになりました。


例えば、『この人、え~、あの~が多いな』とか『この人の滑舌、もう少しはっきりしてると良いのになぁ』など。


一方で、話し方が上手い人からも積極的に学びたいと思うようになりました。


この間、録画したテレビ番組を見ていて、


『この人の話し方、説得力があるなぁ。でも、なぜこの人の話に説得力を感じるのかなぁ』


と思い、その人が話しているところを何度も繰り返し再生して観察しました」


Hさんは、あがり症を克服したい、という思いで受講されています。


しかし、受講しているうちに、あがり症の克服だけでなく、話し方全般について意識が向くようになり、他の人の話し方を観察するようになっていたのです。


その結果、毎回のスピーチを見ていると、以前のようなあがった感じは全然せず、余裕さえ感じさせる話をされています。


Hさんのあがり症克服のきっかけは、他の人の話し方をに関心を持って自分の話し方を改善することだったのです。



4.様々なことをやってみる


話し方は、態度、表情、発声、呼吸、心の持ち方、話す前の人間関係などの要素が絡み合っています。


どういうことが自分の気持ちを変えて、話し方の改善につながるかは人それぞれ違います。


しかも、どれが自分にとって効果的なのかは自分でも分からないのです。


だからこそ、自分の改善点に直結すると思われることだけでなく、話し方に関する様々な知識を幅広く取り入れ、できるだけ自分でやってみて、効果があるのかないのか考えて欲しいのです。


話し方はスキルですので、自分でやってみないと身につきません。


話し方を改善したいと思われている方は、ぜひ色々な話し方改善につながることにチャレンジしてみてください。


 

5.ベーシックコースを受講しましょう!


ベーシックコースを受講している3ヶ月間は、何かと話し方が気になり、話し方に関する情報が自然と集まります。


そうした環境に身を置くことで話のネタや言葉がストックされていきます。


また、毎回の実習で成功体験を積むことで、自信ができてきます。


当初の悩みだけでなく、様々なことに気付いていただけます。


実際、この期間に、改善したいと思っていたこと以外の様々なことに気付いていただいた受講生も少なくありません。


その気付きは「受講者の声」に掲載しています。


是非一度ご覧ください!

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