2024年9月28日【心理学が解明】人と話すのが怖い2つの原因と克服法
このブログをお読みのみなさんは、こんなお悩みはありませんか?
- 人と話すのが怖い
- 緊張して言葉が出てこない
- 手が震えてしまう
この記事では、なぜ「人と話すのが怖くなるのか?」、その原因を心理学の観点から分析します。そして、その克服法と、私たちの話し方教室がどのようにその苦痛を解決しているか、紹介します。
私たちの話し方教室に来られる人の多くも、こうした悩みを抱えています。人とのコミュニケーションは、毎日の生活に欠かせないものなのに、人と話すのが怖い。そんな悩みは深刻ですよね。でも安心してください。私たちの教室で学んだ多くの人が、その悩みを克服して卒業しています。
否定的な反応が心に及ぼす影響
話すことが苦痛になってしまう原因の一つ目は、相手の否定的な反応です。例えばこんな経験はありませんか?
- 何を言っているのか分からない
- もっとハッキリ言ってよ!
- もう一度、よく考えてから話してくれる?
そもそも話すのが苦手な人は、相手が理解できるように話せないことがあり、こうした否定的な反応を受け続けると、話すことに対する自信がなくなっていきます。その結果、話すこと自体を避けようとする心理が働きます。
このことは、アメリカの心理学者バンデューラの『自己効力感理論』でも述べられています。『自己効力感』とは、自分は価値ある目標に向かって業務を遂行できると信じることです。「自分ならできる!」という自信に満ちた感覚です。
上司に報告するたびに「分からない」と言われると、その否定的な反応と「話すこと」が結びつき、話すことに不安や恐怖を感じるようになります。その結果、自己効力感が失われ、否定的な反応を避けるために、発言を控えたり、コミュニケーション自体を避けたりといった行動パターン(回避学習)が現れます。
このように、相手の否定的な反応は、話すことが苦痛になってしまう大きな原因なのです。
なぜか分からないけど怖い…
~潜在意識が伝えるSOS~
話すことが苦痛になる原因の二つ目は、自分でも自覚できていない『心理的ストレス』です。
私たちは、無意識のうちに心理的なストレスを感じていることがあります。自分の気持ちや考えなどが、何をきっかけにして起こったものかを全て把握することはできず、自分では自覚できていない過去のトラウマや経験、あるいは無意識に抱えている自己否定的な感情(潜在意識)が、原因不明の不安を引き起こしている可能性があります。そして、それらのために、話すのが苦痛になっているということがあり得ます。心理学的に表現すると、それらが身体症状(動悸、息切れ、声の震えなど)として現れる(身体化)ということです。
もしあなたが、話すことが苦痛であることの原因が自覚できていない場合は、その原因を探るために、過去の経験や現在の心理状態を客観的に振り返ってみることが大切です。
ほうっておくと人間関係や仕事にも影響が…
否定的な反応が怖くて人と話すことを避け始める。人と話すこと自体に怖さを感じている。このような状態は仕事上のコミュニケーションや評価においてはもちろん、日常生活でも不要な摩擦やストレスを生んでしまいます。こういった傾向は徐々に悪化してしまい、定着してしまうものです。思い立った今からでも遅くありません。改善の道筋を探しましょう。
克服の鍵はトレーニングとサポート
克服の鍵は繰り返しのトレーニングとサポートにあります。スピーチの機会を積極的に作り、スピーチに対してサポートしてくれる存在を見つけましょう。サポートをお願いする人はあなたの成長を願い、コミュニケーション力のある先輩や上司にお願いしましょう。また、どのような話し方や準備をすると伝わる話し方ができるのか勉強し、考えることも重要です。
私たちの話し方教室では、伝わる話し方やコミュニケーション法など話し方に関する講義とスピーチ実習を繰り返し行います。スピーチ実習は、話し方を知識だけでなく、スキルとして身につけるためにあります。スピーチに対して講師は良い点や良くなった点を必ず伝えます。このことにより受講生は徐々に自信をつけ、自己肯定感を高めていきます。また講師は、更に良い話し方ができるように、改善すべきことを2~3項目に限定して伝えます。それらができるようになると、受講生は更に自信を持って話せるようになり、自己効力感も高まってゆきます。
このプロセスは、心理学の理論に裏打ちされたもので、認知行動療法(否定的な思考パターンを特定し、より建設的な思考に置き換える)やエクスポージャー療法(少しずつ不安な状況に身を置き、恐怖心を克服)に沿ったトレーニングです。トレーニングの過程で自信肯定感が高まり、自己効力感も向上してゆきます。この感覚は1日ではわかりにくいものですが、日数を重ね、毎回の講義と実習を通して、その実感が得られます。ご自身の感覚としても得られますし、講師サイドから見ていても、皆さんが変わってゆく様子はよくわかり、とても嬉しいものです。
田中さん(仮称)の事例をご紹介します
田中さんは40代の営業職、営業という仕事にありながらも、人前で話すことに強い不安を感じていました。お客様と1対1であれば、徐々に人間関係を築くことでコミュニケーションが取れていたものの、多人数の前で話す機会は苦手でなるべく避けてきました。しかし職位があがり、人前で話すことが避けられなくなったので、まさに『藁にもすがる思い』で、私たちの話し方教室を受講されました。
初回のスピーチ実習こそ非常に緊張されていましたが、講義、実習、講師からのフィードバックを繰り返す中で、次第に変化が現れてきました。「先生の『わかりやすい話になりましたよ!』という言葉に心底励まされました」とは、この頃の田中さんの言葉です。講師ももともと話し方を悩みを抱えていた私たちの教室の卒業生です。どのような講義の進め方が分わかりやすいか常に研究していています。そんな講師がみなさんの気持ちを理解しながら、みなさんをサポートしてゆきます。実践練習の繰り返し、そして同じ悩みを持つ仲間の存在が、田中さんの話し方スキルと自信を向上させました。その甲斐もあり、田中さんは大きな社内会議で落ち着いて報告ができるようになりました。
話し方教室での経験を通じて、自信を取り戻し、キャリアの新たな可能性を見出すことができた田中さんは、「この教室に通って人生が変わりました!」とおっしゃっています。このようなお力添えができることが我々の喜びでもあります。
受講いただいたみなさんの声をたくさんご覧いただけます。▶受講後の感想はこちら
まとめ
話すのが苦痛になる原因は、心理的な要因と深く関係しています。これを克服するためには自己肯定感を高める必要があり、適切なトレーニングとサポートが必要です。私たちの教室では、もともと同じ悩みを抱えていてこの悩みを克服した経験のある講師がみなさんをサポートします。心理学にも裏打ちされたカリキュラムは、70年の歴史と30万人の卒業生のフィードバックをもとに、時代に応じた形で構成されています。
私たちの話し方教室で、自信を持って話すスキルを身につけ、自分の可能性を広げてみませんか?そして、人生をより豊かなものに変えましょう。
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