日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

2025年9月22日「話が分かりにくい」と二度と言わせない! 100%話が伝わる「具体化の技術とは?」

 

「あの人の話は、いつも分かりにくい」


「話は理解できるんだけど、どうもピンとこないんだよな」


「それって、結局どういうこと?」


もしあなたが、会議で、プレゼンで、あるいは日常会話の中で、こんなことを言われた経験がありませんか?


日本話し方センターには、


「話が分かりにくいと言われる」


「アイデアがなかなか通らない」


といった悩みを抱える方々が多数受講されています。


現状を変え、自分の言葉で周囲を動かしたいという強い思いを胸に、トレーニングに励まれています。


そして、受講後、口を揃えてこう仰います。


・「以前は伝わらなかった自分のアイデアが、スッと相手に伝わるようになりました!」

・「会議での発言が的確になり、周囲からの評価が明らかに上がりました!」

・「お客様へのプレゼンで、自信を持って具体的な提案ができるようになり、契約に繋がりました!」


これは、決して特別な才能を持つ人だけが成し遂げられることではありません。


あなたも、同じように変わることができます。


なぜなら、「分かりやすい話し方」には、明確な「法則」と、それを身につけるための「実践的なトレーニング」が存在するからです。


このブログでは、「なぜあなたの話が分かりにくいのか」という原因を掘り下げ、あなたのアイデアや思いが、相手に100%伝わるようになるための、プロが教える「具体化の技術」をお伝えします。


そして、日本話し方センターが、その「分かりやすい話す力」をあなたのものにするために、どのようにサポートしていくのかを具体的にご紹介します。


 

1.「話が分かりにくい」と言われる本当の理由 ~抽象的な話が引き起こすコミュニケーションの断絶~


あなたが話をした際に、「話が分かりにくい」「ピンとこない」といった反応が返ってくるのは、一体なぜでしょうか?


多くの人は、


「自分の説明力が足りない」


「語彙が少ない」


と考えがちですが、実はその根本原因は、もっとシンプルです。


それは、あなたの話が「抽象的すぎる」ということです。


 

考えてみてください。


「もっと効率を上げましょう!」


「顧客満足度を向上させます!」


「チームワークを強化することが重要です!」


これらの言葉は、一見すると前向きで、素晴らしい目標のように聞こえます。


しかし、これらの言葉を聞いても、具体的にどのように行動すべきなのか、わかりません。


全て「抽象的な言葉」なのです。


聞き手は、このような抽象的な言葉を聞くと、頭の中で「?」マークが飛び交います。


「効率って、具体的に何をどうするの?」


「顧客満足度って、どうやって測るの?何をすれば上がるの?」


「チームワークって、仲良くなればいいってこと?」


このように、聞き手の頭の中に具体的なイメージが浮かばないため、話が「入ってこない」「ピンとこない」と感じてしまうのです。


結果として、あなたの素晴らしいアイデアや提案も、相手には「絵空事」のように聞こえてしまい、行動に繋がらないどころか、理解すらされないという悲劇が起こります。


 
Hさんの悩み:抽象的なプレゼンが招く信頼の失墜

日本話し方センターの受講生であるHさんは、まさにこの「抽象的な話し方」に悩んでいました。


HさんはIT企業のプロジェクトマネージャーで、社内の会議でプレゼンをする機会が非常に多い方でした。


しかし、プレゼンのたびに上司や同僚から、こんな言葉を投げかけられていたそうです。


「何が言いたいのかよくわからない」


「それは何のためにやるの?」


「要点だけ話してくれる?」


プレゼンのたびにダメ出しされるため、Hさんは話す前から緊張で体が固まり、さらに上手く話せなくなってしまうという悪循環に陥っていました。


彼は「自分はプレゼンが苦手だ」と深く落ち込み、自信を取り戻すために話し方教室を受講しました。


話し方教室での初回スピーチ。


Hさんは大きな声でハキハキと話すため、講師も最初は「とても聞きやすい」と感じました。


しかし、話を聞き進めるうちに、講師はHさんの根本的な課題を見抜きました。


 

「Hさんは大きな声でハキハキと話すので、とても聞きやすいですね。
一方で、話が抽象的なので、もっと具体的にすると更によくなりますよ」


 

このアドバイスは、Hさんの長年の悩みの核心を突くものでした。


Hさんは、話し方教室でのスピーチも、会社でのプレゼンも、常に「抽象的な話」をしてしまっていたため、聞き手には「分かりにくい」という印象を与えていたのです。


Hさんのように、話す内容が抽象的であると、聞き手はあなたの話についていけなくなり、結果として「この人は何を言っているのか分からない」「本当に理解しているのだろうか」と、あなたの信頼性そのものを疑ってしまいます


これは、特にビジネスシーンにおいては致命的な問題です。


 

では、どうすればあなたの話は「具体的」になり、聞き手の心に響く「分かりやすい話」へと変貌を遂げることができるのでしょうか?


 

2.プロが教える!あなたの話を劇的に「具体化」する2つの法則


私たちの話し方教室で、Hさんをはじめとする多くの受講生に伝えている「具体化の技術」は、主に次の2点に集約されます。


この2つの法則をマスターすることで、あなたの話は驚くほど分かりやすくなり、聞き手の共感と行動を促すことができるようになるでしょう。


 
法則1:話に「具体例」や「エピソード」を入れる~聞き手の頭にイメージを描かせる物語の力~

具体的で分かりやすい話とは、聞いている人の頭の中に鮮明なイメージが浮かぶ話です。


そして、そのイメージを最も効果的に描かせるのが、「ストーリー」の力です。


理屈や考え方ばかりを並べた話よりも、物語の方が、聞いている人は興味を持って聞くことができますし、格段に理解しやすいものです。


なぜなら、人間は古来より、物語を通じて教訓や情報を共有してきたからです。


話にストーリー性を持たせるために、エピソードや具体例を積極的に入れて話しましょう。


 

なぜ具体例やエピソードが効果的なのか?


・イメージの共有:
抽象的な概念を、具体的な情景や出来事に落とし込むことで、聞き手は頭の中でイメージを共有しやすくなります。

・共感の喚起:
人間の感情は物語に強く反応します。具体例を通じて、聞き手は話し手の意図や感情をより深く理解し、共感することができます。

・記憶への定着:
物語は、単なる事実の羅列よりも、はるかに記憶に残りやすいという特性があります。

・説得力の向上:
具体的な事例は、あなたの主張に現実味と説得力をもたらします。

 

具体的な例:


例えば、


「安全運転を心がけて欲しい」


という抽象的なメッセージを伝えたいとします。


単に「安全運転に注意してください」と言うだけでは、聞き手の心には響きません。


そこで、次のような具体例を話に盛り込んでみましょう。


 

「皆さん、安全運転は日々の業務において最も重要です。昨年、こんな痛ましい事件がありました。
ある運転手が左折する際、一瞬の不注意で確認を怠ったために、横断歩道を走っていた高校生の自転車を巻き込んでしまいました。
その高校生は、一命は取り留めたものの、今も意識が戻らない重篤な状態が続いています。
裁判所は運転手に、なんと、1億7千万円という莫大な賠償命令を出しました。
その運転手は、女子高校生やそのご家族への申し訳ないという深い罪悪感とともに、この莫大な賠償金の支払いという重荷を、一生背負って生きていかねばならないのです。


このように、運転中の一瞬の気の緩みが、あなた自身の人生、そしてあなたの愛する家族、さらには被害者の方々の人生を、一瞬にして台無しにしてしまうこともあるのです。
どうか、ハンドルを握るたびに、この話を思い出してください。そして、常に『自分事』として捉え、安全運転に心を砕いてください」


 

このような具体例やエピソードを入れると、聞き手は「もし自分だったら…」と自分事のように感じ、話に感情移入します。


その結果、「気を引き締めて運転しよう」という具体的な行動変容に繋がるのです。


 

ビジネスシーンでも同様です。


「この新製品は素晴らしいです!」


ではなく、


「この新製品を導入したA社では、わずか3ヶ月で顧客からの問い合わせが20%増加し、売上が前年比15%アップしました。特に、〇〇という機能が、お客様から高く評価されていると伺っています」


と具体的に語ることで、聞き手は「なるほど、うちの会社でも同じ効果が得られるかもしれない」と、導入後のイメージを明確に描けるようになります。


ぜひ、あなたの話に、聞き手の心に響く「物語」を添えてみてください。



法則2:話に「必要な5W1H」を入れる ~相手の疑問を先回りし、理解を深める~

具体的に話すための2つ目のポイントは、話を理解してもらうために必要な「5W1H」を適切に入れることです。


5W1Hとは、「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(誰が)」「What(何を)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」の頭文字を取ったもので、情報を整理し、具体的に伝えるためのフレームワークです。


例えば、


「先日、お客様に提出した書類の金額を間違えるというトラブルがありました。書類の確認は念を入れて行うようにしてください」


という話をするとします。


これは実際に起こった出来事を伝えていますが、聞き手は次のような疑問を持ってしまい、話を完全に理解することができません。


いつ頃のできごとなのか?(When)」

なぜ金額を間違ったのか?(Why)」

どのお客様に対して?(Who)」

「お客様はどういう反応だったのか?(How)」

「そのトラブルはどういう顛末だったのか?(How)」

こうした疑問が残る話は、具体的な話とは言えません。


また、話に疑問を持つと、聞き手はそのことについて考えてしまい、あなたの話に集中できず、その後の話を聞き逃してしまいます。


これも、「どういう話か分からなかった」という印象に繋がる要素ですので、ぜひ留意いただきたいことです。


 

なぜ必要な5W1Hを入れる必要があるのか?


・理解度の向上:
抽象的な情報に具体的な事実を付加することで、聞き手は話の全体像を正確に把握できます。

・疑問の解消:
聞き手が抱きそうな疑問を先回りして解消することで、話がスムーズに進み、聞き返しの手間を省きます。

・信頼性の確保:
具体的な情報は、あなたの話に客観的な根拠と説得力をもたらします。

冒頭で述べたHさんは、まさにこの「必要な5W1H」が抜けていたため、話が分かりにくくなっていました。


講師のアドバイスを受けたHさんは、その後のスピーチ実習で、できるだけ5W1Hを入れて話す努力をしました。


もちろん、最初から完璧にできたわけではありません。


しかし、繰り返しスピーチ実習を行った結果、次第にコツをつかみ、コース修了時には「分かりやすくて具体的な話」ができるようになりました。


彼は、「以前は『何が言いたいのか分からない』と言われていたのが、『なるほど、よく分かりました!』と言われるようになり、自信が持てるようになりました」と、笑顔で語ってくれました。


 

5W1Hを話に盛り込む際のポイント:


・「すべて」を盛り込む必要はない:
相手が最も知りたいであろう「最低限」の情報を厳選して入れましょう。

・「なぜ(Why)」を明確にする:
特にビジネスシーンでは、その提案や行動の「目的」や「背景」を伝えることで、相手は話の意図を深く理解できます。

・「どのように(How)」を具体的に:
抽象的な指示ではなく、具体的な行動ステップを示すことで、相手は迷うことなく行動に移せます。

あなたが「話が分かりにくい」と言われるなら、ぜひこの2つの黄金法則を意識して、話の準備と実践に取り組んでみてください。


 

3.「分かりやすい話し方」を「身につける」ための実践トレーニング ~日本話し方センターのメソッド~


「頭では理解できたけど、一人で実践するのは難しい」


「自分の話し方の癖は、自分ではなかなか気づけない」


「これで本当に分かりやすくなっているのか、客観的な意見が欲しい」


これらは、多くの人が独学で話し方を改善しようとして直面する壁です。


日本話し方センターは、あなたの「変わりたい」という思いを、確かな「できる」に変える場所です。


 
なぜ、日本話し方センターなら「分かりやすい話す力」が身につくのか?

当センターのベーシックコース2日間集中コースでは、このブログで紹介した「分かりやすい話し方」のポイントを、単なる座学で終わらせません。


実践とプロ講師による個別フィードバックを通じて、あなたの身体と心に深く刻み込んでいきます。


 

①.あなたの「分かりにくい」原因を徹底分析し、的確な改善策を提示


当センターの講師陣は、長年の指導経験を持つ「話し方のプロフェッショナル」です。


あなたのスピーチや発言を客観的に分析し、「抽象的な表現が多い」「具体例が足りない」「5W1Hが抜けている」など、あなたの「分かりにくい」原因をピンポイントで特定します。


そして、その原因に応じた、あなただけの具体的な改善策を提示します。


 

②.実践重視のカリキュラムで「体で覚える」具体化の技術


講義で「具体化の技術」を学んだら、すぐに人前でのスピーチやグループディスカッションで実践します。


・「具体例を話す」練習:
抽象的なテーマを与えられ、そこから具体的なエピソードやたとえ話を創作する練習を繰り返します。

・「5W1Hを意識する」練習:
報告や説明の際に、聞き手が抱きそうな疑問を先回りして、必要な情報を盛り込む訓練を徹底します。

・ロールプレイング:
実際のビジネスシーンを想定したロールプレイングを通じて、より実践的な「分かりやすい話し方」を体得します。

 

③.プロ講師による「個別フィードバック」と「成長サポート」


当センターの講師は、あなたの「伴走者」です。


・客観的な視点からのフィードバック:
自分の話が分かりやすいかどうかは、自分では判断しにくいものです。講師は、聞き手の視点から、あなたの話の「分かりやすさ」を客観的に評価し、具体的な改善点を指摘します。

・ポジティブなモチベーション維持:
できない点だけでなく、良くなった点、成長した点を具体的に評価することで、あなたの自信を育み、モチベーションを維持します。

・継続的なサポート:
コース期間中だけでなく、修了後も、あなたの話し方に関する疑問や相談に乗り、継続的な成長をサポートします。

 

④.同じ目標を持つ「仲間」との交流が学びを深める


当センターには、同じように「分かりやすい話し方」を求めて努力する多くの仲間たちがいます。


・多様な視点からの学び: 仲間のスピーチを聞き、フィードバックすることで、自分自身の話し方に対する新たな気づきが得られます。

・共に成長する喜び: 互いの成長を喜び合い、励まし合う温かいコミュニティの中で学ぶことは、一人で悩むよりもはるかに大きな力となります。

講師のアドバイスを素直に受け入れ、熱心に訓練を重ねた方は、例外なく「話が分かりやすくなった」と実感されています。



4.「分かりやすい話し方」がもたらす、あなたの人生の劇的な変化


「話が分かりにくい」という壁を乗り越えることは、あなたの人生に計り知れない良い影響をもたらします。


想像してみてください。


会議であなたのアイデアが、誰もが「なるほど!」と膝を打つほど鮮やかに伝わる未来。


お客様へのプレゼンで、あなたの提案が具体的なメリットとして響き、契約が次々と決まる未来。


大切な人に、あなたの心からの思いが、誤解なく、深く伝わる未来。


「分かりやすい話し方」を身につけることは、単なる話し方の技術向上ではありません。


それは、あなたの「思考力」を鍛え、あなたの「信頼性」を高め、あなたの「影響力」を広げ、そして何よりも、あなたの「自信」を大きく育むことなのです。


「具体化の技術」を身につけ、新しい自分へと踏み出す第一歩を、今、踏み出しましょう!


日本話し方センターは、あなたの「変わりたい」という思いを、確かな「できる」に変える場所です。


私たちは、あなたが自信を持って輝く未来を、心から応援しています。


まずは、無料体験教室にご参加ください。


当センターの温かい雰囲気、そして何よりも「あなたも変われる」という確かな手応えを、あなた自身の肌で感じていただけることでしょう。


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私たちは、あなたが自信を持って輝く未来を、心から応援しています。

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