成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

聴くことは話し上手の第一歩だ

このコースでは毎回スピーチ実習があります。私はこのスピーチの話題が全然思いつきませんでした。何とか話題を探そうと、人の話をよく聴くようにしました。特に身近な妻の話を意識して聴くようにしました。

今までは、
「東急ストアでピーマン4個78円で売ってたよ」
「そっか、お疲れ様」
とそっけない返事しかしていませんでした。ですが、この会話に話題を見つけるヒントがあるかもしれないと思ったのです。

「東急ストアでピーマン4個78円で売ってたよ」
「えっ、なんでそんなに安かったの?」
「うん、近くの農家の野菜だから。だけど早く行かないと売り切れちゃうんだよね」
「色々、売ってるの?」
「旬の野菜だから限られてるのよ。だけど安くて美味しいんだよ」
今までよりも会話は弾むんです。

残念ながら『ピーマン4個78円』でスピーチを作ることはできませんでしたが、思わぬいいことがあったんです。
何とか話題を見つけてスピーチの練習を鏡の前でしていました。すると「時間、計ろうか?」って妻が言ってくれたんです。時間を計るだけでなく「もっとゆっくり話した方がいいよ」など、アドバイスもくれました。とても嬉しかったです。
この教室でなんとかスピードをすることができたのは妻のおかげでもあります。「でも、なんで妻がスピーチの協力をしてくれたんだろう?」って考えたんです。きっと、今までよりも自分の話を聴いてくれるようになったのが単純に嬉しかったんだと思います。

まだまだ、上手に話をするのは難しいですが、話を聴くことなら私にもできそうです。聴くことで確実に会話は弾みます。相手との良い関係を築くこともできます。自分の知らないことを知ることもできます。

私はこれからも話を丁寧に聴くことに集中していきます。

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