伝えたいことを意識しよう
「ねぇ、聞いて聞いて!この間友達の家に行ったらさ、お塩について教えてくれたんだけど、なんか家で使ってるお塩ってあまりよくないみたいとか言って、色々教えてくれたんだけどね」
私の話は長いです。
話しているうちに、着地点が分からなくなって同じことを繰り返してしまうこともありました。
もしも皆さんが聞き手だったらどうでしょうか。途中で疲れてしまいませんか?
(はぁ、私の話は誰にもちゃんと聞いてもらえないなー)
いつからか、そんな思いが常に胸の中にありました。
そこで私はコンプレックスを克服するべく、日本話し方センターに通うことにしました。
実習では毎週スピーチを作りました。
初めは、2分という制限時間以内にまとめることがとても難しかったです。
先生に話す内容を添削してもらっている時、「この部分はなくても伝わります」と言われました。
この一言に、私は一筋の光を見いだしたのです。
目から鱗でした。
私はそれまで「頭の中にあることを全て伝えなくてはいけない」と思い込んでいたのです。
それからは「ここは切っても大丈夫かなー」と最も言いたいことから離れた部分を自分でもカットできるようになっていきました。
人と話す時も、この話で伝えたいことを頭の中で考えてから話すようになりました。
「ねぇねぇ、お塩には2種類あるって知ってた? ほら見て。栄養成分が全然違うでしょ?」
「ほんとだ、なんで違うの?」
「これはね、作り方が違うんだって」
話しのゴールを一つに決めて短く言い切って話すように心掛けています。
うーんと話しやすくなりました。
苦手意識が薄れて、話すことに意欲が持てるようになってきてとっても嬉しいです。
これからも、言いたいことを意識しながら話すことを心がけていきます。
【主題は狭く絞って短く言い切る】という話をしました。
白井映吏でした。ありがとうございました!