私は元来あまり身だしなみに気を付けるタイプではありませんでした。
「人間は見た目よりも中身が大事なんだ」
そう考えていたからです。合わせて人前で話すことも苦手で、
そういう機会はすべて避けてきました。

教室初日に「メラビアンの法則」を学び、見た目が相手に与える印象が
とても大きいことを学びました。
“そうか、見た目も大事なんだな。自分が話の中身が立派だと思ってい
ても、自分の見た目が悪かったら、相手も耳を貸してくれないからな”

私は、さっそく床屋に行って髪の毛をさっぱりと整髪しました。
髭剃りも新調して朝のシャワータイムにヒゲを剃る習慣をつけました。
よれよれのジーパン、シャツをゴミ箱に投げ込みました。
今まで足を運ばなかった様な洋服屋で買い物をするようになりました。

それまでは、会社でも身だしなみの悪さから来客を避けていました。
相手は営業マンです、身なりもパリッとしています。
そんな相手に引け目を感じていたのです。

身なりに気を付けるようになってからは、来客を積極的に受けるように
なりました。
以前よりも人と関わることに自信が持てるようになったからです。
それ以上に、本来の目標である
「人前で自信を持って話ができるようになる」
ということが達成され始めたのです。

初日の自己紹介は惨憺たるものでした。
準備していないから当然といえば当然です。
二回目からは綿密な準備をして臨みました。教室は午後7時からです。
1時間前に教室に行き、時間まで個別に指導をしていただきました。
お辞儀の仕方、話している時の態度、自分の言葉癖など、
特に自己紹介の実習スピーチを収録したビデオを見て、
「なるほど、自分はこういう風に見えるんだ…目つきが良くないな…
瞬きをするときに目をしかめる癖があるな…」と客観的に見ることが
でき、様々な発見がありました。

そのほかにも、自分の主張をはっきりさせること、
体験を具体的に話すこと、ストーリー性を持たせること、
会話を交えることなど、テクニックも学びました。

さらに、受講を重ねるにつれ、創業者である江川ひろし先生の
「言葉の前に心あり、言葉の後に行動あり」という言葉が、
私の中で重みを増していきました。
場数を踏めば度胸もつき、テクニックも自分のものとなり、
人前で上手に話をすることができるでしょう。
話し方にはその人の心の持ち方や、考え方、性格などがでることも
学びました。そう考えると、話し方はそのまま自分自身の生き方が
問われることになります。
これからは改めて自分の内面を磨くことに努めていきます。

“見た目より中身が重要だ、と考えていた自分が、
見た目の重要さに気付かされ、
改めて中身の重要さに立ち戻った”
これが一番の気づきかもしれません。

「話し方は生き方である。
だから周りの人に良い影響を与えられるような話ができるように
自分自身の内面をを磨いていこう」
この志を胸に職場や家庭で役に立てていきます。