「山本くん。今度営業活動事例の発表してもらえない?」
「絶対無理です、他の人にしてください。私にはできません。」

私は人前で話すことが苦手です。結婚披露宴のスピーチなど、
ことごとく断ってきました。
しかし、転職し所属が変わり、いきなりスピーチをすることが増えて
しまいました。

「まいったな、本当に困った。もう逃げられない。」
鬼気迫る思いで教室の門を叩きました。
初日に「あがらぬ法」の講義を受けました。
「人はだれでもあがる」という講義を聞いて、
普段朝礼で饒舌に話している支店長や部長もあがっていると思うと、
安心感が心にずしりときました。

先日部長からいわれました。
「山本君、来週の朝礼のスピーチはどうだ、できる?」
「はい、やります。やらせてください!」
「いいね。自信をもっていこう!!」

やると決めると、事前に原稿を作り何度も何度も練り直しました。
そして声に出して100回近く練習しました。
出社前にはいつもの口の体操もしました。
結果はどうなったと思いますか?

スピーチを始めると、『間』も意識できるくらい余裕がありました。
ゆっくり落ち着いて話すことができました。
普段は偉そうにふんぞり返っている先輩が
「山本、声が通っていたし、良かったよ!」
と満面の笑顔で言ってくれました。

スピーチをするときの心構えとして
「あがるのは当たり前、誰でもあがっている」とまず自分を安心させる。
そして自分を追い込む。
追い込むことで行動が加速することを強く感じました。
「自分を追い込むことは重要だ」と思っています。