社長と打ち合わせをしているとき、赤字部門売却の話が出ました。
予てから大反対をしていた私は、「社長、うちの部門をばら売りするつもりなんですか! とにかく私は絶対に反対ですからね!」と、語気を強めて言いました。
すると、社長は「いつもきみに言ってるでしょう。それが上司に対する口のきき方ですか。一度、話し方教室で一から勉強してきなさい!」

受講はそんな理由でしたが、1回2回と授業を受けるうちにそんな考え方もコロリと変わって、きてよかったと心から思うようになりました。

「ことばの前に心あり、ことばの後に心あり」という相手の対場になって話す「心」抜きでは何も伝えることができないということに気づかされたからです。
社長の負う責任の重さを思えば、ちょっとのことですぐ怒っていた自分の身勝手さが恥ずかしくなりました。
「社長、教室でいいことを学びました。話は相手を思いやる心があるかないかで決まってしまうんですね」
「そうだろう。やっっとわかってくれたか。行ってよかっただろう」
「はい。ありがとうございました」

始めは面倒な教室通いを押し付けられたと感じることもありましたが、今では教室へ通うきっかけをくれた社長に感謝しています。
最近では前向きな気持ちの変化も助けて社長とも構えずに自然に話ができるようになりました。

今後は、誰と話すときも相手を思いやる心を大切にしていきます。