私は子供のころから話すことが得意ではありませんでした。
特に発表の場面になると、聞き手の沈黙が苦痛になり、
言葉がしどろもどろになることが多々ありました。
「場慣れすれば緊張しなくなるよ」といった声も聞きましたが、
実際のところそんなことはなく、大勢の人の前で話すとなると、
的を射ない発言をすることが多かったです。

そこで、自分が携わっているプレゼンテーションのスキルをあげたくて、
教室に通いました。
プレゼンテーションの機会はこれまでに何回もありました。
話し方がいま一つだと認識しています。
職場の上司からも発表の仕方について何度か指導を受けましたが、
なかなか思い通りにはいきませんでした。

話し方センターで講師の方から、話し方の心構えから話の準備の仕方まで
丁寧に教えていただきました。
自分の話を聞いていただくためには、
人間関係を良くすることが前提にあります。
そして、発表に備えてしっかりと準備をすることが大切です。
まず初めに原稿を作ります。
出来上がると次は何度も何度も声に出して練習しました。
滑舌を良くするためのトレーニング「口の体操」
も毎日こつこつと行なっていきました。
なるほど確かに、準備と練習を積み重ねることで、
発表に対する抵抗が小さくなることが実感できました。

話し方は先天的な性格など関係なく、習得できる技術だ
と認識することができたのです。
講師の方も、一人一人に適切なアドバイスを親身になって
ご教示していただいたので、
自分の不足している点など深く理解することができました。

そんな時プレゼンテーションをする機会が再び巡ってきました。
準備をすればするほど話したいという気持ちが強くなっていきました。
当日は緊張はありましたが、何故か心に余裕をもっている自分に
気が付き、落ち着いて話ができました。
聞き手をみると、私の話にあいづちを打ってくれる人もいて、
私の話が分かりやすく、伝わったのだと思いました。

プレゼン後のアンケート用紙に「発表にかなり慣れていましたね」
と書かれていました。
その人は以前に私の話を聞いて首をかしげて帰って行った人でした。
教室で学びこのような貴重な体験をすることができてとても嬉しかった。
自信と励みになりました。