私は、他人のミスやできていない点に着目して、責める姿勢で発言すること
が多かったです。
「松本。この課題が資料に書かれていないけど何で?
放置していたからじゃないの?もっとグリップしてよ」
「いや、忘れていたわけじゃないんだけど…
ほかの課題に追われていて…」

「太田、月末処理を昨日までにやっとけっていったのに
やっていないじゃん。もうまったく」
「あ、すみません。すぐやります」

相手ができている点にはあまり目もくれず、
できていない点ばかりを指摘するという典型的なマイナス思考の人間でした。
どうして改善されないのだろう、対応してくれないのだろうといつも考えて
いて、イライラしてストレスを溜めてばかりいました。
自分から相手に信頼をおけていないので、相手からも信頼されるはずもなく、
いつも周囲とすきま風が吹いているような状況でした。

教室で、人に好かれ、良い人間関係を作る話し方の秘訣として、
プラス思考とほめ言葉があることを学びました。
人には短所もあるが、長所も必ずある。長所に着目して伸ばしていき、
短所を補っていく「お習字方式」の指導方法が大事だと教えを受けました。

その後、私は何でもいいから、良かった点やできていた点に着目するように
心がけました。
「何だよ。やってないじゃん…」と思う気持ちをとにかく一旦忘れるように
しました。

「松本、この資料は課題の対応スケジュールが可視化されていていいよね。
ただ、この課題が入っていないので、組み入れるといいよ」
「あ、確かに、後で入れておきます」

「太田、いつも遅くまで責任感持って仕事をやってもらい、すごく頑張って
くれていると思っている。その事実を会社に報告するためにも、月末処理も
期限通りにきちんとこなし、アピールしていこうよ」
「はい、遅れてすみません」

伝えたい内容を変えずに言い方だけを変えましたが、相手は納得して
対応してくれるようになりました。できていない点を一旦見ないこと
にしたことでストレスがなくなってきたと感じるようにもなりました。
人のできていない点を修正させようと常に考えていましたが、
指摘ばかりしていても、改善してくれることはほとんどありません。

子どもの教育も全く同じです。
「愛子、いつになったらおもちゃ片づけるの?早くしないと捨てちゃうよ…」
これではイヤイヤ片付けます。
「愛子はおもちゃを大事にする優しい子だよね。
でも、さっきあのお人形踏まれて痛そうだったよ。
早く片付けて助けてあげて」
だと、自分からせっせと片付けます。
子どもでも大人でも、だれが相手でも同じだと気が付きました。

人に好かれていないと話は聞いてもらえません。
プラス思考をして、人をほめよう。
よい人間関係作りが、話し上手になる一番のポイントだと学びました。