以前の私は、緊張のあまり顔は紅潮し、声は上ずり、
心臓が口から飛び出しそうな状態で、人前に立っていました。
頭の中では“どうせ私の話なんか面白くないんだ。ほらほら、また、
つまらん話をしているよって怖い顔をしてこっちを見ているよ”
とそんな風に頭の中でぐるぐるつぶやいていました。
挙句に“うまくやらなければならない。そうでなければ、皆にやっぱり
あいつはできないやつだとレッテルを貼られる。そうなったら、
わたしはここにはいられない。最悪だ。”と、
そんな考えに押しつぶされそうでした。
その結果、一字一句原稿を作り、一気に話し出すのです。
そんな話が相手に伝わるはずがありません。

そこで、この状況を何とかしたくて教室に通うことにしました。
ここで、プラス思考は自信につながることを学びました。

まず、ここにいる人たちは、私の話を聞きたがっていると思い込むこと
から始めました。そして、人前に立つ前に腹式深呼吸をし、気持ちを
落ち着かせます。「こんばんは」と一礼した後に、笑顔の表情を作ること
を実行してみました。そのことを心がけていくうちに、
一回目のスピーチよりも二回目、二回目のスピーチより三回目という風に、
気持ちに余裕が持てるようになりました。そして気がつけば、
頭のなかのつぶやきも感じなくなっていました。

まだまだ緊張はしますが、“ありのままの自分を受け入れよう”
“失敗したっていいじゃないか。失敗しても最悪というわけではない。
またやり直せばいいよ。完璧にできる人なんていない。
十分な準備さえすれば何とかなるんだ”と思えるようになりました。
そして、周りも見渡せるようになりました。間も取れるようになりました。
何よりアドリブが言えるようになりました。

「信じる者こそ救われる」と言います。これからは自分を信じ、
ありのままの自分を受け入れ、自信を持ってスピーチしていきます。