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★長いと感じる話の原因は?
日本話し方センターのベーシックコースでは、話し方のトレーニングとして受講生が2分間のスピーチを行っています。コースがスタートして間もない頃は、多くの受講生が制限時間の2分を超えて、2分30秒くらいの話をしてしまいます。30秒伸びたくらいならたいしたことはないのでは、と思われるかも知れません。しかし、実際に2分を超えるスピーチを聞いていると、何となくダラダラした感じがします。話が間延びした感じで面白みが薄いのです。その原因は、余計なことを話しているからです。

★前置きを短くする
日本話し方センターでは受講生に「必要なことを、必要な時に、必要なだけ話す」と伝えています。余計なことを話すと聞き手に「話が長いなぁ」と思われるだけでなく「話がわからない」と思われることにもつながります。よくいわれることですが、やはり話はなるべく短くした方がよいのです。2分の制限時間があるのなら、話は2分で終わらせなければならないのです。では、長い話のどの部分が余計なのか? それは「前置き」です。
★前置きが長い例
例えば、「友達と三越前で待ち合わせたがなかなか出会えなかった。私は日本橋三越の前で待っていたが、友達は銀座三越の前で待っていた。どんな場合でも自然の確認はきちんとするべきだと思った」ということを話したいとします。こうした場合、多くの受講生は前置きにこのような話をします。「その日は、高校時代にとても仲がよかった友人と10年振りに会うので、ずっと楽しみにしていた。その友人とは3年間同じクラブで、県大会出場を目指してお正月も夏休みもなく厳しい練習を耐え抜いた。県大会には出場できなかったけど、その時にできた絆はとても強いものになった。私が東京に出てきてなかなか会う機会がなかったので『ついに会える!』と思うと、うれしくてたまらなかった」
★言いたいことを理解してもらうのに必要なことだけ話す
この前置きで必要なのは、「高校時代にとても仲がよかった友人と10年振りに会うので、うれしくてたまらなかった」という部分だけです。これが必要なのは、三越前としか言わず、日本橋か銀座か確認しなかったのは、嬉しくて舞い上がってしまったためだということを聞き手にわかってもらうためです。従って、その他の部分は2分間のスピーチでは余計です。2分間では、多くのことは話せないので、言いたいことに絞って話をせねばなりません。このスピーチでは、あくまで「嬉しくて舞い上がっていても、待ち合わせ場所など大事なことはきちんと確認しよう」ということが言いたいのです。であれば、前置きはその言いたいことに必要なことだけ言うべきです。そのためには、先に述べた、高校の時にどういう活動をしていたかはこの話では不要なのです。再開を楽しみにしていたことが聞き手に伝わればそれでよいのです。
「言いたいこと」と「人に聞いて理解して欲しいこと」は異なります。しかし、多くの人はこのことを意識して話をしていません。言いたいことを理解してもらうために前置きは必要なことだけを話す、ということを意識してください。
★端的に話すトレーニングをしましょう!
日本話し方センターのベーシックコースでは、2分間のスピーチを繰り返して行うことで、端的にわかりやすい話ができるようご指導しています。更に、聞き手に伝わる話し方のポイントを、話し方や話す態度、言葉の使い方、発声の仕方などあらゆる面からアドバイスしています。その成果は多くの受講生が実感されています。ぜひ「受講生の声」をご確認ください!