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★論理的に話すにはまず自分の今の状況を把握することが必要

「上司やお客様に説明する時、もっと論理的に話せるようになりたいんです」日本話し方センターに来られた方からこのようなお話をよく伺います。論理的に話せるようになりたいと考える人は、ロジカルシンキングなどのセミナーを受けたり、その類の本を読んだりするひとが多いと思います。しかし論理的に話すにはまず自分の今の状況を適切に知ることが必要です。いくら知識を学んでもそれを使いこなせるようにならなければ宝の持ち腐れです。そのためにはまず自分の状況を把握し、それに応じた改善策を考えることが効果的です。今回は論理的に話せるようになるための3つのステップについて解説します。


 

★ステップ1 論理的に話せなかった状況を把握する

まず最初のステップは、論理的に話せなかった具体的な状況をきちんと把握することです。
私が論理的に話せないという人に「具体的にどんな時にどんな風に話せるようになりたいですか?」と質問すると、ほとんどの人が「う~ん、そうですね・・・」と考え込んでしまい、なかなかうまく話してもらえません。そもそも、話しているうちに混乱してしまい、どういう会話だったか思い出せない状況になってしまったのでしょう。

論理的に話したいという人は、物事を具体的に把握する習慣やスキルが身についていないように感じています。従って、まず話せなかった状況を把握することから始める必要があります。
・どういう場面だったのか
・どういう話し方をしたのか
・相手はどういう反応をしめしたのか
こうしたことをできるだけ具体的につかみましょう。

・上司に報告しているとき、何を言っているのか分からない、と言われた
・役員会で議案を長々と説明してしまい、司会役から手短に話すよう促された
・お客様に新サービスの提案をしたら、本当にできるの、と言われた
・新たな人事制度の案を提示したら、考えることはそれだけじゃなくてもっとあるのでは、と指摘された
状況は様々ですので、それらをできるだけ具体的に把握しましょう。
 

★ステップ2 その状況が起こった原因を考える

状況が具体的に把握できたら、次にその状況が起こった原因を考えましょう。
・話しているうちに次々と色々なことが頭に浮かび、それを次から次に話してしまう
・話す内容がうまく頭の中でまとめられないまま話してしまう
・A→B→Cと話さねばならないところ、A→Cと間を飛ばして離してしまう
・ある物事について深く考えてしまい、他に考慮すべき事が漏れてしまう
具体的な事実に基づいて考えていくと、なぜそういう話し方になってしまったのか幾つか思いつくことが出てきます。それらをできるだけ具体的に書き出していきます。そして、これが一番の原因だなというものを一つ選び出すのです。原因はそれを改善するために探り出すのですから、幾つもあったのでは改善に手が回りません。一番重要なもの一つに絞りましょう。
 

★ステップ3 原因の改善策を考える

そして、最後のステップで選び出した原因を改善する方法を考えます。
・お客様に説明する内容にヌケモレがないように事前に整理する
・自分の説明で理解できるか、事前に他の人に話して評価してもらう
・話し方の専門家のトレーニングを受ける
 

★他の人の力を借りる

しかし、一般に人は自分のことを分析するのは苦手です。従って上のステップの具体的な事実が把握できたら、その後の原因追及、改善方法の検討は他の人の力を借りるのが賢明でしょう。論理的に話せる友人や上司に相談するのもよいでしょう。また専門家の力を借りることも有効だと思います。

日本話し方センターの各コースでは、ベテランの講師が受講生の特性に応じたご指導をしています。ベーシックコースでは、その実際の教室を見学いただける無料体験教室を随時開催していますので、自分に合うものかどうか事前に確認していただくことが可能です。是非ご参加ください!