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★話が苦手な人は口数が少ない

日本話し方センターでは、ベーシックコースの1回の授業のありのままを見学できる無料体験教室を行っています。私は見学に来られた方と話をする機会がよくありますが、見学者には自分から積極的に話をしない人が少なからずいます。もちろん個人差はありますが、見学後の感想を聞いても言葉数少なく答えたり、ほとんど質問せずに退席したりされます。

同様にベーシックコースの受講生にも口数が少ない人がいます。受講生も見学者も、ほとんどの人が話すことに苦手意識を持っています。なので、どうしても口数が少なくなるのは当然のことと言えます。しかし、このことにこそ、話し方を改善するヒントが隠されているように思っています。

★「話すこと」は「考えること」

私が口数が少ない人について気になるのは、話すことが少ないために、普段生活している中で考えたり感じたりすることがおろそかになっていないだろうか、ということです。「話すことは考えること」です。日常の中で体験したり見聞きしたりしたことについて、自分なりに考えて意見を持つ。また、その体験や見聞したことが何故起こったのかと掘り下げて考える。もしくは、今体験したことがこんな場合に起こったらどんな結果になっただろう、と想像してみる。それらを言葉にすることで、話すネタが膨らんでいきます。また、それをより適切に表現する言葉を探すようになります。そうすると言葉が自然と出てきますし、ボキャブラリも増えていきます。

★とにかく話をする

しかしながら、よし、じゃあ明日から感じたり考えたりするようにしよう、と思ってもなかなか実行しにくいものです。人は考えるだけでは自分を変えることはできません。具体的に行動することではじめて自分を変えることができます。従って、話が苦手な人は、まず自ら話す、その話の中に自分の意見を入れる、という『場』を自分で作るようにしてください。その『場』とは、朝礼でスピーチをする機会を作る、職場での雑談に加わる、など色々考えられます。また、自宅で家族全員が揃っている時にテレビを消して会話する時間を設けることでも良いでしょう。とにかく強制的に話をする『場』に身を置くことが大切です。

私は大阪の出身です。一般的に大阪の人は話し好きで、話が上手い人が多いと思われています。大阪にも無口な人はいくらでもいますし、物静かで引っ込み思案という人もかなりの割合でいます。しかし、全体的に大阪の人は『話す』ということに関しては他の地方の人よりも積極的なのは間違いないと思います。小学生の頃から、何か話しかけられるとそれに対するリアクションや意見を求められます。何も言わないと「何か言ってよ!」と催促されます。また、面白いこと=ちょっと違った視点での話は周りの人に受けるので、そういうことをいつも考えている人も多いように思います。このような環境にいるから大阪の人には、話すことに積極的で話が上手い人が多いのだと思っています。

この例が示すように、話すことを求められる環境に自分の身を置くことで、話は自然とできるようになります。話が苦手な人は、ぜひそうした環境を自ら作り出してください。自分の意見を話す機会が増えていけば、考える力も自然とついていきます。

 

★ベーシックコースで学びませんか?

とは言え、話す機会を自ら作るのは中々難しいなぁ、と思われる人も少なくないと思います。日本話し方センターのベーシックコースでは、スピーチを作って人前で話をする、ということを繰り返し行います。受講することで、今後どのように話をすればいいのかヒントが得られます。その効果は多くの受講生が実感されています。実際に、受講当初は口数が少なく、話すことにも引っ込み思案だった人が、コースに通って毎回話すトレーニングをしていく内に、話すことに慣れていき、自分から積極的に話すようになったり、話が上手くなったりしています。ぜひ「受講者の声」でその実際をご確認ください!