目次

1.知識とスキルは身に付け方が異なる

あなたは、知識やスキルを身につけたいと思った時、どういう行動をしますか?

多くの人は、その身に付けたいことに関する書籍を読むでしょう。

確かに、経理や財務、法律などの分野であれば、本を読んで知識を得ることで、それらを仕事に活かすことができます。

しかし、話し方やロジカルシンキングなどのスキル系の分野は、いくら本を読んでも身につきません。

 

あなたも一度は、ロジカルシンキングの本を読んだことがあるでしょう。

では、その本を読んで論理的に考える力が身についたと感じられたでしょうか。

多分、そうは感じなかったと思います。

私自身、その手の本はいくつも読みましたが、論理思考が強化された感覚はありませんでした。

それは、私が単に本を読んだだけで、論理思考の練習をしなかったからです。

ロジカルシンキングに関する本には必ず練習問題があります。

私は、その問題を解くことをせずに解答例だけ見て納得して終わっていたのです。

こうした読み方は多くの人に共通するのではないかと推察します。

知識は、本を読むことである程度得ることができます。

しかし、スキルは本を読むだけではなく、それを実際に繰り返しやってみることで身についていきます。

話し方は、ロジカルシンキングと同様、スキルですので、練習することで確実に上達します。

2.話し方は話すことで上達する

日本話し方センターの話し方教室では、この話し方の練習として、人前に立って2分間のスピーチをすることを行っています。

ベーシックコースは希望者に授業を無料で見学してもらっていますが、その見学者から「私は人前でスピーチすることはありませんが、私にもこの練習は役に立つんですか?」と聞かれることがたびたびあります。

その質問に私は自信を持って

「はい。どんな場面で話す場合でもこの実習は役に立ちます!」

と答えています。

話すことが苦手な人は上司への報告や人への頼み事など、日常話す場面で少なからず緊張しながら話しています。

この緊張を和らげ、落ち着いて話すことが苦手意識を克服する第一歩です。

そのためには人前での2分間のスピーチは、とても効果的なのです。

 

3.人前で話せれば、他のどんな場面でも話せる

人前であがりを抑えて話すことができれば、上司への報告などあらゆる場面で落ち着いて話すことができます。

また、スピーチ実習では話の内容や話す態度、表情などあらゆる面に渡って講師がアドバイスを行います。

この練習は、就職や昇格の面接、結婚式などフォーマルな席でのスピーチなどで効果を発揮します。

また、上司への報告や日常の雑談でも、この練習で身につけた要素は様々に応用して活かせます。

実際、話し方教室の受講生は、この練習で身につけたスキルを日常に活かして、以前よりもわかりやすい話をしています。

4.2分間で1つのことを話す

人前で2分間のスピーチをする練習は、話の内容を分かりやすくすることにも非常に効果的です。

そもそも人は長い話は聞けません。

聞いているうちに疲れてしまい、集中力がなくなってしまうからです。

従って、話す場合は、できるだけ短い時間で話すことが望まれます。

一方、2分間という短い時間でも、話を理解してもらうために必要なことはしっかりと言わねばなりません。

その要素として大切なものは、主に2つあります。

 

5.具体的に話す ~ 5W1Hを含める

1つ目は、具体的に話すことです。

よい話というのは、聞き手の頭の中でイメージができる、映像が描けるような話です。

そして、そのためには必要なことを具体的に話すことがとても大切なのです。

どのようにも取れる抽象的な話では、頭の中で映像化するのは難しいです。

そして、話を具体的にするポイントは話に5W1Hを含めることです。

例えば、雑談をしていて、

「財布を忘れて外出した。今後は家を出る前にちゃんと確認しなければと思った」

という話をするとします。

こうした話でも、

  • いつ頃のできごとなのか
  • なぜ忘れたのか
  • どんな財布なのか
  • どういう状況でなくし、顛末たどうなったのか

などを話さねばなりません。

上のようなことを話さないと、聞き手はそれらを疑問に思ったまま話を聞くことになります。

そのため、わかりにくい話だったという印象になります。

また、いつ頃だろう、どんな財布なのかな、と聞き手が考えている間に、話を聞き逃してしまいます。

これもどういう話かわからなかったという印象につながる要素です。

従って、話は聞き手が理解する上で必要な5W1Hを入れて、具体的に話すべきなのです。

講師は受講生のスピーチを聞いて、必要な5W1Hが抜けている場合には、それを簡単な言葉で入れるようアドバイスしています。

6.自分の意見や気持ちを話す

2つ目は、自分の意見や気持ちを話すことです。

気持ちや意見がないと、その話は単なる報告と同じです。

そうした話は聞き手にとって面白いものではありません。

これはビジネス会話でも同じことが言えます。

意見や気持ちが述べられると聞き手は話に感情移入できます。

例えば、書類をお取引先に届けるという仕事をしたとします。

通常ですと、上司に

「A社に提案資料を届けてきました」

という事実を報告するだけでしょう。

しかし、

「A社に提案資料を届けたところ、先方のN部長はすぐにご覧になって満足そうなご様子でした。

受注がかなり期待できると思います」

というように、自分の意見を添えて上司に報告すれば、どうでしょうか。

これは、単に書類を届けただけでなく、将来の受注拡大につながる情報を提供しています。

この情報を活かして受注を取ることができれば、会社の業績に貢献できたことになります。

このように、自分の考えや気持ちを話すことを意識すれば、仕事の質が劇的に変わってきます。

 

話し方教室の受講生のスピーチも、自分の気持ちや意見が述べられると、話がグッと魅力的なものになります。

「教室で学んだ事前練習をして、朝礼のスピーチをしてみました。

すると、言葉が勝手に出る感覚があって、とても驚きました。

練習した甲斐がありました!」

といったように、少しオーバーでも気持ちや考えを力強く述べれば聞き手は話に惹きつけられるのです。

7.ベーシックコースには様々な気付きや学びがあります

日本話し方センターのベーシックコースでは、上記以外にも話をする上で大切な要素を講義でお伝えし、それが身につくよう実習で受講生一人ひとりに合ったご指導をしています。

その実際の様子をぜひ無料体験教室に参加してお確かめください!