目次
1.「えっ、今なんて言ったの?」
あなたはこんな風に聞き返されたことはありませんか?
日本話し方センターの話し方教室を受講している人には、このように言われることが悩みだという人が少なからずいます。
そういう人は、挨拶をする場合でも、
「こんばんは」ではなく「おんばんあ」
に聞こえます。
また、「ありがとうございました」は「えいがとうした」
と聞こえます。

2.間違って聞かれてしまう
また、こうした人は、相手に話を聞き取ってもらえないだけでなく、時には言葉を間違って聞かれてしまうこともあります。
例えば、
「このお酒を保管してください」
と言ったつもりが、
「このお酒をオカンしてください」
と聞き間違えられたり。
また、
「もっと練習しよう」
と言ったのに、
「もっとエンシュウしよう」
と聞かれて、「えっ?何言ってるの?」と言われたり。
3.発音が不明瞭になる原因は主に3つ
このように、きちんと聞き取れない話し方をしてしまう原因は滑舌にあります。
日本人は、一般的に滑舌が悪い人が多いといわれています。
日本語はハッキリ聞こえなくてもある程度聞き取れる言語ですので、多くの人が滑舌をさほど気にしていません。
しかし、できればストレスなく聞き取れる発声をしたいものです。
では、滑舌が悪い原因はどこにあるのでしょうか。
その原因は、主に3つあります。

① 早口で話している
1つ目は、早口で話すことです。
話し方教室を受講している人の半分は、話すスピードが早いです。
話しに自信がないと、どうしても話を早く終わらせようとして、口調が早くなります。
また、話している間に黙ってしまうことが恐いので、次から次に言葉を発してしまいます。
その結果、焦って早口になる人が多いのです。
気持ちはとてもよくわかるのですが、早口は発音が不明瞭になります。
また、話の途中でつまずくことも多いので、極力避けるべきです。
できるだけゆっくりと、そして文と文の間に『間』を取って話すようにしたいものです。
しかし、これはすぐにできるものではありませんので、常に意識し、時間をかけて習慣化していく必要があります。
② 口がきちんと開いていない
2つ目は、口をきちんと開けていないことです。
「あ」なら口をタテに大きく開く、「い」なら口の端をしっかりと引く。
口の形をきちんと作らないまま発音すると、歯切れが悪く曖昧な音になってしまいます。
日本話し方センターの話し方教室では、口をきちんと開けて話す訓練を毎回行っています。
これを毎日やっている人は、滑舌が見違えるほどよくなってきます。
当然ながら、話は口を動かして行います。
その口の動きを俊敏にして大きく開くことができれば、滑舌は見違えるほどよくなります。
③ 子音の発音が弱い
そして3つ目は、子音の発音が弱いことです。
日本語は母音が強いので、普通に発音すると子音がとても弱く聞こえます。
先に述べた「保管」や「練習」が「オカン」「エンシュウ」と聞こえるのは、子音が弱いことが原因で聞き間違えられた例です。
また、冒頭で述べた「こんばんは」が「おんばんあ」に聞こえるのも、子音の発音が弱いからです。
英語を話すネイティブの人は、子音をとても力強く発音します。
あの発声の仕方と同じくらいの気持ちで、子音を意識的に強く発音することでクリアな発音をすることができます。

4.滑舌はトレーニングで改善できます!
滑舌が悪い人の話を聞いている人は、はっきりと聞こえない部分は推測して埋めながら話を聞いています。
「今、多分こう言ったんだな」などと考えながら話を聞くので、すごく疲れます。
人に気持ちよく話を聞いてもらうために、滑舌をよくすることはとても大事なのです。
特に、あがり症の人は、口の開きや発音が曖昧な人が多いので要注意です。
日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中コースでは、相手に理解してもらえる話し方ができるよう、あらゆる面から講師がアドバイスをしています。
滑舌を良くすることや大きな声で話すことなど、発声に関するトレーニングもその一つです。
また、話す態度や話の内容についても具体的にご指導しています。
話し方が変われば、人と接することに積極的になれます。
その結果、受講された方から「人生が変わった!」と言ってもらえることも珍しいことではありません。
ぜひご受講ください!