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★AIの活用
昨今、ChatGPTを初めとする生成AIが急速に普及してきました。
生成AIを活用すれば仕事の生産性が驚くほどあがる、といった情報などもよく目にするようになりました。
1年ほど前には、国会の質疑応答において、ある国会議員がAIチャットbot『ChatGPT』で作成した質問を岸田首相に問いかけ、更にChatGPTで作成された答弁の回答例を示して首相に意見を求めたといったこともありました。
作成する質問や文例もまるで人間が作ったかのように自然なものなので、スピーチ原稿なども生成AIを活用すれば、簡単にできるでしょう。
しかし、話す目的を考えると、生成AIで作成した原稿を話すだけでは不十分です。
今回はこのことについてお話します。
★リーダーが気持ちを伝えることはとても大切
全ての話には、その話をする目的があります。
- 事実を正確に伝える
- 自分の気持ちを伝える
- 会社の方針を社員に理解してもらう
- 自分の疑問を的確に伝えて回答をもらう など
この中でも、人前でスピーチする場合、特に大切な目的は『自分の気持ちや考えを伝える』ことだと思います。
特に、会社の経営者や組織のリーダーが、自身の考えや気持ちを社員やメンバーに伝えることはとても大切なことです。
リーダーが話す目的は、組織のメンバーに、行動するための方向性や具体的な指針、留意すべきことなどを伝えることです。
それを発信し続けることで、メンバーのやる気を高めるとともに、彼ら彼女らが同じ方向を向き、同じ考えで行動することを促します。
それが組織全体の動きを効率的・効果的にするのです。
こうした要件を踏まえると、先に述べたように、生成AIで作成した原稿をもとに話をしても、意味がありません。
プロンプトを適切に作成すれば、ある程度の原稿を生成AIに作成させることは有効でしょう。
その原稿をもとに、自分の気持ち・考えを的確に聞き手に伝えられるよう、修正を加えねばなりません。
場合によっては、生成AIが作成したコンテンツが、自分の伝えたいことを充分に表していないこともあるでしょう。
その場合は改めて作り直すなどして、充分に原稿を練ることが肝要です。
★リーダーでなくても気持ちを話すことは大事
一方、リーダーではない人でも自分の気持ちや考えを述べることはとても大切です。
例えば、職場でAさんが上司に次のような報告をしたとします。
「今回の人事評価制度の変更案について、営業部から適切に運用できるか疑問だという声が上がっています。
成果への定量評価を増やすべきでは、とのことです」
Aさんは、この報告の目的を、営業部から疑問の声が上がっているという事実を正しく伝えること、と捉えているようです。
しかし、この話を聞いた上司は、Aさんから報告された事実を踏まえて、その解決策を考えなければなりません。
それが上司の役割だとしても、Aさんにも少しは考えてもらいたいと思って、少し物足りなさを感じる上司は少なからずいると思います。
もしAさんが、営業部の話を自分事として捉えれば、話し方は違ったものになるでしょう。
「今回の人事評価制度の変更案について、営業部から~、~とのことです。
今回の変更案の趣旨が営業部にきちんと理解されていないように思いますので、再度主要メンバーに説明をしてはどうでしょうか。
必要であれば私が追加資料を作ります」
この場合、Aさんの話す目的は、単に事実を伝えるだけでなく、この問題を解決したい、という姿勢を示すことです。
事実に加えて自分の考えを付け足すことで、Aさんの仕事の価値は格段に上がることでしょう。
私たちの日常を振り返ってみると、自分の気持ちや考えを話していない場面が結構多いことに気付きます。
これはとても勿体ないことですので、ぜひご自身の考えや気持ちを話すことに留意してみてください。
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