コロナウイルスの影響で外出を控えられている方も多いと思います。
しかし、今日も日本話し方センターの話し方教室ベーシックコースは、ウイルス対策をしっかりと行った上で開催しています。
受講生の皆さんは、こうした中でも、あがらずに話したい、伝わる話がしたい、という思いを胸に、熱心に講座に参加いただいています。
本当にありがたいことです。
また、今週月曜日は、ビジネスボイストレーニングコースの3月月曜コースがスタートしました。
こうした状況ですので、いつもより少なめの参加者でしたが、皆さん、とてもやる気にあふれていて、こちらもよい教室になりそうです!
さて、今回は、このビジネスボイストレーニングコースの1回目の講義内容についてお話します。
今回参加された方々の課題は、
「こもりがちの声を改善したい」
「小さな声しか出ないので大きな声が出せるようになりたい」
など、主に声の出し方に関するものでした。
ビジネスボイストレーニングでは、6回の講義すべて、最初は発声練習から始まります。
「あ、え、い、う、え、お、あ、お」という、おなじみの発声練習を、大きな声で30分程度続けます。
このトレーニングは、受講生の課題にフィットしたものですね。
しかし、その際に、クリアに発音する練習も同時に行います。
日本人は、曖昧に発音して聞き取りにくい発音をしても、聞き手がある程度予測して聞くので、普段は比較的スムーズにコミュニケーションが取れます。
しかし、聞き手に予測するというストレスを与えずに発声した方が、コミュニケーションはよりスムーズです。
そのためには、英語のネイティブスピーカーが発音する時のように、1音1音、力強く発音する訓練をします。
このトレーニングを繰り返すことで、大きな声が出るだけでなく、はっきり発音するコツもわかってきます。
次に、ニュース原稿やコマーシャルの文章などを使って、相手に伝わる話し方のトレーニングをしました。
私たちは、普段、特に何も考えずに普通に話をしていますが、講師はこのように解説しました。
「話す前に、まず、何を伝えたいのか、そのために強調するのはどの言葉か、ということをよく考えてください。」
「そして、強調したい言葉、きちんと聞いて欲しい言葉は、強調するために、音程を上げて発音してください。」
受講生は、ニュース原稿などを事前に見て、それぞれに強調したい言葉を決めます。
そして、その言葉を、音程を上げて読み上げるのですが、なかなかうまくいきません。
普段の話し方のクセはそう簡単には取れませんので、よほど意識しないと、強調する言葉の音程を上げることができないのです。
しかし、何回かトレーニングを繰り返しているうちに、次第に大事な言葉が強調できるようになってきました。
それ以外にも、
「明るい話題は明るい音調ではなしてください。
また、悲しい話、真面目な話は低い声で話すと伝わりやすいですよ」
など、声の出し方、話の伝え方について、幾つかのポイントを学びました。
このビジネスボイストレーニングは、今後、プレゼンや司会など、ビジネスシーンをもとにした題材で、声の出し方、効果的な伝え方を学んでいきます。
受講される方がどのように変わっていくか、今から楽しみにしています。