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★言葉にすることには意味がある

皆さんは苦しいことや悲しいことに直面した時、神様や仏様にお祈りしたことがあると思います。私も大きな問題や悩みを抱えていて本当にその問題を解決したい、その悩みから抜け出したい、と思った時は、毎日神様にお祈りします。具体的に言葉にしてつぶやいています。その結果、大概の問題や悩みは思った通りに解決できてきたように感じています。

この経験から、私は「祈る」ということにはとても大きな効果があると思っています。しかし、実際に神様が存在して私を助けてくれたのだとは思っていません。人は「祈る」時に必ず自分の願望を言葉にします。この「言葉にする」ことこそが「祈る」効果の源泉だと思っているのです。

★祈りの「言葉」が自分を動かす

祈りの言葉は神様に言っているようで、実は自分に言い聞かせているのです。毎日祈れば、その願いが毎日言葉となって自分の頭に残ります。そうすると、その言葉が自分の顕在意識や潜在意識に働きかけ、願いの実現につながる言動を自然にしているのではないか、と思うのです。
例えば「話し方が上手くなりますように」という祈りを毎日言葉にするとします。その言葉が顕在意識や潜在意識に働きかけて、話し方上達に関する情報を気に留めるようになります。「そうか。次の話をする時に少し間をあけるといいのか」「『老若男女』よりも『老いも若きも、男も女も』の方が言いやすいな」など。それらの気付きや学びを実際に試してみることで徐々に話し方は上達していきます。毎日言葉にして祈っていますので、気付きや学びの実践も継続しやすいでしょう。
このように、言葉にすることで自然とその実現につながるように考えたり行動したりするようになります。言葉が自らの意識に働きかけて願いを実現させていくのです。

★言葉が学びを深める

ところで、学校の先生やセミナー講師がよく言う言葉に「授業やセミナーを行うと、自分自身がとても勉強になる」ということがあります。これも言葉にすることの効果を物語っている例です。先生や講師は自分で話しながら自分の話を聞いています。そして、自分の口から出た言葉に「あっ、そういうことか!」と自ら気付くことがあるのです。先生や講師は授業や講義で話す内容について、自分でも気付かずに四六時中潜在意識の中で考え続けています。その潜在意識で考えていることが、授業やセミナーで一所懸命に話しているうちに言葉となって表れることがあります。その時、先生や講師は「あっ! 自分はそういうことを考えていたのか!」「これにはこういう意味があったのか!」と気付くのです。これなども言葉にすることの大きな効果です。

あがり症で上手く話せない、そもそも話しが得意ではない、という人は世の中にたくさんいます。その原因の一つに、そうした人は普段から考えていることや見聞きしたことを言葉にしていないということがあげられます。従って、口に出さなくてもよいので自分の頭の中で考えていることや見聞きしたことをできるだけ言葉にするとよいでしょう。例えば、テレビでドラマを見ている時、「どうしてこの人は相手の問い掛けに答えなかったんだろう」「自分もこれと同じような気持ちになったことがあるなぁ」など。常に頭の中で自分に話しかけるように言葉にしてみるのです。それを習慣にすれば、話しが苦手、言葉がすぐに出てこない、ということは段々解消されていきます。自分の話し方に自信が持てれば、あがり症も改善されていきます。

★話し方を学びましょう!

このように、言葉というのは私たちが普段考えているよりも遙かに大きな影響力があるものなのです。ぜひ日常の中で機会を捉えて自分の想いや考えを言葉にしてみてください。

日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中コースでは、2分間のスピーチを通して言葉を具体的でわかりやすいものにするトレーニングを行っています。その効果は多くの受講生が実感しています。ぜひ受講者の声でその実際をご確認ください!