日本話し方センターのベーシックコースの受講生に「受講を始めてから何か変化がありましたか?」と聞いてみることがあります。すると「すべてのことに対して少しずつだけど積極的に考えられるようになってきました」という回答が少なからず返ってきます。そういう人は、講座が始まった頃と比べるとかなり話し方が上達しています。声が大きくなったり、表情に余裕が出たり、楽しそうに話すようになったりと、変化の現れ方は人それぞれです。しかし、皆さん、自分の成長を実感して以前に比べて自信を感じる表情をされていることは共通しています。
コミュニケーションを取るのが苦手という人は、人と話をすることに大きな負担を感じる人が少なくありません。人は一人でできることは限られているので、コミュニケーションが苦手ということは、話以外のことをすることにも大きな障害となっているのです。しかし、ベーシックコースを受講して、話し方に少しだけ自信ができると、日常でも以前より積極的に人と話ができるようになります。以前ほど負担を感じずにコミュニケーションが取れるようになると、他の行動面でも積極性が出てくるのです。

ベーシックコース受講生のBさんは、就職活動中の学生さんでした。先日、講座が始まる30分くらい前に来るので、就職面接のトレーニングをして欲しいという要望がありました。私はBさんが無料体験教室に来られた時に話をしたことを覚えていましたし、受講をスタートした頃のスピーチも聞いていました。その頃は少しよそよそしい、斜に構えた感じで、いかにも相手に「自信がなさそうだな」と感じさせる話し方でした。また、話の内容にもまとまりがなく「何が言いたいんだろう?」と話の中で疑問が残る部分も少なからずありました。一言で言えば、良い印象を持たれる話し方ではなかったのです。
私はBさんからのお申し出を快くお受けしてご指導することにしました。さて、その当日。Bさんの話し方を見て驚きました。私の模擬質問に、まっすぐに私を見て大きくはっきりした声で堂々と答えてくれたのです。また、話している内容も分かり易くまとまっていて、本当にそう思っているのだな、ということがわかる誠実な話しぶりでした。Bさんに「分かりやすい話ができるようになりましたね」と感想を伝えると、「受講して少し話すことに自信が出てきました。すると物事に積極的に取り組めるようなったんです!」と嬉しそうに話してくれました。教室でのスピーチで以前と違う話し方ができた、という実感が持てると「自分も変われるんだ!」という自信がついたそうです。とてもうれしい変化でした!
人は自分の変化を実感することはなかなか難しいものです。しかし、話し方の変化、例えば声が大きくなってきた、あがりを感じなくなってきた、ということは、自分でも感覚としてつかみやすいものです。それが一つの成功体験となり「よし!他のことも少し前向きに取り組んでみよう」という意欲につながるのです。
・今まであいさつをしていない人にあいさつをするようになった
・イベントの司会を頼まれて思い切って引き受けた
・新たな習い事にチャレンジした
受講生の中にはこのような人がたくさんいます。話し方に自信が持てたことが、自身の成長のきっかけになったのです。
私たちの日常の中では、自分の変化を感じることはなかなかありません。そのため、諦めにも似た感覚で新しいことにチャレンジしなくなります。しかし、ベーシックコースや2日間集中セミナー、オンライン短期集中コースなどを受講して、話し方が変わった!という実感から積極的な気持ちになれた人は数多くいらっしゃいます。その結果、人生が変わった、という人も少なくありません。その実際をぜひ「受講生の声」でお確かめください!