話がうまくなりたい、と思う人は世の中にはとても多いです。
人前で恥ずかしくない話し方ができるようになりたい、と思っている方が大勢います。
しかし、話し方を学ぶと想像もしていなかった効果があるのです。
今回はこのことをお話します。

日本話し方センターのベーシックコースでは、毎回、前半の講義で話し方やコミュニケーションの取り方に関する様々な「知識」を伝えています。
「一文を短くしましょう」などが「知識」の一例です。
しかし、残念ながら、講義で知識を伝えるだけでは話し方は上達しません。
なので、講座の後半のスピーチ実習で受講生に知識を実際に使ってもらいます。
この実習では人それぞれのクセや特徴が出ます。
早口だったり、目がキョロキョロしたり、声が小さかったり。
その特徴に応じてレベルアップできるよう講師が個別にアドバイスをしています。
この実習で受講生は、なるほどこうすればいいのか、という感触がつかめます。
一文を短くすることで、とても話しやすくなった、と感じたとします。
これは一種の「気付き」ですね。
この「気付き」があって初めて話し方が上達し始めるのです。
人は「なるほど」と腑に落ちないと何事もやってみようとは思いません。
行動を起こさなければ、人は何も変わりません。
そういう意味で「気付き」はとても大切なのです。
さて、「気付き」があると日常の中でもその気付いたことを「実践」してみようとします。
上司への報告やプレゼンなどの場面で、実際に一文を短くしてみるのです。
そうすると「今日の報告はわかりやすかったよ!」など、相手から今までとは違う反応が返ってきます。
多くの受講生がこうした成功体験をしています。
こうした成功を経験すると、その「実践」を継続しようという意欲が出ます。
こうして継続し続けると、一文を短く話すという知識がしっかりと実行できるようになります。
ここまで来ると「知識」はその人の「スキル」になったと言うことができます。
そのスキルが定着すると、その人の当たり前の行動になっていきます。
あまり意識しなくても常に一文を短く話すようになります。
この状態になるともう後戻りすることはありません。
「知識」がその人の「習慣」になったのです。
この「習慣」は、そのままその人のコミュニケーションスタイルになります。
常に、一文を短く話すという習慣のおかげで、「あの人の話はわかりやすいね」という評価が定着します。
すると、その「習慣」が「あの人は相手にわかりやすい話をする」という評価になり、それがその人の「人柄」になるのです。
多くの知識を習慣にすればするほど、それらは「人柄」となって他の人に与える印象も大きく変わってきます。
このようなプロセスを経て、コミュニケーションスタイルが以前とガラッと変わります。
この変化は、人生が変わった、と言えるほどのインパクトがあります。
実際、卒業時に「話し方教室に通って人生が変わった」と仰る受講生は少なくありません。
日本話し方センターの話し方教室では実習を大切にしています。
また、教室では「継続は力なり」という言葉を何度もお話しています。
それらは、上で述べたように、知識を人柄にまで昇華させるために必要なことだからです。
あなたも話し方を学んで人生を変えてみませんか?