日本話し方センターのベーシックコースは全12回目、3ヶ月のコースです。その最終回、12回目では受講生が本コースで学んで得たことを3分間のスピーチにまとめて発表しています。

私はこの成果発表スピーチがとても大切だと思っています。話し方教室で何を学んだか、それはどういうことから実感できたことなのか、などを言葉にすることがとても大切なのです。もし言葉にしなければ、何を学んだのか漠然としたイメージしか持たないでコースを終えることになるでしょう。しかし、何を学んだかを言葉にまとめて他の受講生の前でスピーチすれば、受講生本人が成果をしっかりと自覚できます。多くの受講生の皆さんはこの成果発表スピーチに備えて、しっかりと原稿を推敲し練習を重ねて当日を迎えます。従って、毎回とても聞き応えのある、いい話を聞くことができます。
私はこれらのスピーチが聞き応えのあるいい話だと思える理由は主に2つあります。
目次
★話が非常に具体的 ~ 5W1Hを含める
ベーシックコースの成果発表スピーチでは、皆さんとても具体的に話をされるのでとても聞き応えがあります。よい話というのは、聞き手の頭の中でイメージができる、映像が描けるような話です。そして、そのためには必要なことを具体的に話すということがとても大切なのです。どのようにも取れる抽象的な話では頭の中で映像化するのは難しいです。そして話を具体的にするポイントは話に5W1Hを含めることです。
例えば「財布を忘れて外出した。今後は家を出る前にちゃんと確認しなければと思った」という話をするとします。こうした話でも、いつ頃のできごとなのか、なぜ忘れたのか、どんな財布なのか、どういう顛末だったのか、などを話さないと聞き手はそれらを疑問に思ったまま話を聞くことになります。そのため、わかりにくい話だったという印象になります。また、いつ頃だろう、どんな財布なのかな、と聞き手が考えている間に話を聞き逃してしまいます。これもどういう話かわからなかったという印象につながる要素です。従って、話は5W1Hを入れて具体的に話すべきなのです。
★話の中で自分の意見や気持ちがきちんと述べられている
成果発表スピーチでは、必ず意見や気持ちが述べられるので聞き手は話に感情移入できます。気持ちや意見がないと、その話は単なる報告と同じです。そうした話は聞き手にとって面白いものではありません。これはビジネス会話でも同じことが言えます。
例えば書類をお取引先に届けるという仕事をしたとします。通常ですと上司に「A社に提案資料を届けてきました」という事実を報告するだけでしょう。しかし「A社に提案資料を届けたところ、先方のN部長はすぐにご覧になって満足そうなご様子でした。受注がかなり期待できると思います」というように自分の意見を添えて上司に報告することで仕事の質が劇的に変わってきます。
上述の成果発表スピーチでも自分の気持ちや意見が述べられるので話がグッと魅力的なものになっています。「教室で学んだ事前練習をして朝礼のスピーチをしてみました。すると言葉が勝手に出る感覚があってとても驚きました。練習した甲斐がありました!」といったように、少しオーバーでも気持ちや考えを力強く述べれば聞き手は話に惹きつけられるのです。
★ベーシックコースには様々な気付きや学びがあります
上の2つの点は話をするあらゆる場面で大切なことです。日本話し方センターのベーシックコースでは、上記以外にも話をする上で大切な要素を講義でお伝えし、それが身につくよう実習で受講生一人ひとりに合ったご指導をしています。その実際の姿をぜひ無料体験教室で実感してください!