目次

1.話の仕方が上手くなるだけでは不十分

日本話し方センターのベーシックコース2日間集中コースは、

「相手が理解できる話がしたい」

「あがらずに話したい」

など、主に『話の仕方』を上達させたいという人が受講しています。

話すたびに頭が真っ白になったり、「何を言っているのか分からない」と言われるのを何とかしたい、という願いはとても切実なものです。

私たちの話し方教室の講師は全員元受講生ですので、その気持ちは痛いほど分かります。

従って、何としてもそのお悩みを解決したい、という思いで全力でご指導しています。

しかし、上手く話せるようになればそれでよいのでしょうか。

実は、私たちはそうは思っていません。

それは、話が伝わる大前提に、相手に良い印象を持ってもらう、ということがあるからです。

あなたは、講演などを聴きに行った際、講演者が偉そうな態度や横柄な口の利き方をしていたら、その話を進んで聞こうと思うでしょうか。

また、普段、相手から挨拶も話しかけることもしてこないので「私のことを無視しているんだな」と思っている人がいるとします。

あなたはその人に話しかけられたら、喜んで話を聞こうとするでしょうか。

多分、どちらもその人の話を積極的に聞こうとはしないでしょう。

このように、私たちは良い印象を持っていない人や人間関係が良くない人の話は聞こうとしません。

これは人間に感情がある限り、どうしようもないことです。

 

2.人間関係を良くするために

私たちの話し方教室は、このことを意識して、

『人に好かれ、人間関係を良くする話し方」』

という講義を全12回のうち、3回行っています。

その中で伝えていることに『心の持ち方』があります。

話にはその人の気持ちや考え、価値観がストレートに表れます。

自分勝手な考え方をする人や、他人や周りの環境に不満を持っている人は、確実にその気持ちや考えが話に表れます。

つまり、ネガティブで暗い話やグチなどを頻繁に話してしまいます。

そういう話には、相手は共感できませんし、そもそも聞きたいと思わないでしょう。

逆に、明るくてポジティブな気持ちや相手のことを思いやる気持ちが話に表れていれば、相手は進んで話を聞こうとするでしょう。

そして、話に共感して、場合によっては言ったとおりに動いてもくれるでしょう。

このように、『話の仕方』も大切ですが、それ以上に大切なのは、話にストレートに表れる『心の持ち方』なのです。

3.経験が気付きを深める

しかし、先に述べた『人に好かれ、人間関係を良くする話し方』の講義を聞いた受講生の反応は、「なるほど」と共感してくれる人と、今一つピンとこないという人に分かれます。

人によっては受け入れにくい話であることは承知していますが、大雑把に言えば、40歳代以降の方は共感いただける人が多く、30代以下の方は今一つピンと来ないという人が多いようです。

なぜこうした違いがあるのでしょうか。

私は、これは経験値の差によるものではないか、と思っています。

ある話を聞いて「なるほど、そうかも知れない」と思えるのは、その話に自分の中で思い当たることがあるからです。

その思い当たることは、主に自分が経験したことから成り立っています。

聞いた話と自分の経験とを照らし合わせて、

「そうか、あの時自分がそういう気持ちになったのはこれが原因だったのかも知れないな」

と思えるから納得できるのではないでしょうか。

従って、経験が豊かであればあるほど、様々な気付きを得ることができます。

上に述べた講義に共感する人が40歳代以上に多いのは、その年代の人は様々な経験をされていて、思い当たることが多いからなのだと思っています。

従って、私は人生において様々な経験をした方が、気付きを多く得られる分、人間として成長できると考えています。

そして、その経験の積み方には主に2つあると思っています。

4.経験の量を増やす

1つは、できるだけ様々なことをやってみることです。

経験の量を増やす、という言い方もできるでしょう。

様々なことをやってみると言っても、そんなに大きなことをする必要はありません。

  • twitterなどのSNSを始めてみる
  • 住んでいるマンションの理事の改選に立候補してみる
  • 道に迷っていそうな人に声をかけてみる

少し勇気を出してチャレンジしてみることで、違った種類の経験を積み重ねることができます。

そうすると、気付きを得られる領域も自然と広がっていきます。

5.経験の質を高める

もう1つは、経験の質を高めることです。

上に書いたような様々なことは、あれもこれもと、そう頻繁にできるわけではないでしょう。

大半は毎日同じような種類の経験をしています。

しかし、そうした経験の中でも色々と考えたり感じたりすることが大切です。

例えば、友人と言い合いの喧嘩をしたとします。

普通であれば「あいつ、むかつく!」という気持ちだけを残して終わってしまうかも知れません。

しかし、

  • 「なぜあの友人はあの時突然怒り出したのだろう?」
  • 「どう言えばお互いにわかり合えたのだろう?」

などと考えてみると、同じ経験でもより深い気付きが得られるでしょう。

また、そのように考えることで、後日、本の一節やネットの記事がヒントになって、相手の気持ちがわかるようになるかも知れません。

ある経験をした際にじっくりと考えたり感じたりして経験の質を高めることはとても大切です。

6.ベーシックコースを受講して経験値を高めませんか?

多くの経験を積み重ねながら1つひとつの経験の質を高めれば、それだけ気付けることが増えます。

それが成長に繋がります。

日本話し方センターのベーシックコース2日間集中コースを受講されることも人とは違った経験ができる機会になります。

また、スピーチ実習や学びを日常に活かす際に色々と考えますので、それが経験の質を高めることに繋がります。

その結果、ご自身の内面的な成長が得られるとともに、より良いコミュニケーションの取り方も身につけることができます。

ぜひご受講ください!