日本話し方センターのベーシックコースは全12回目、3ヶ月のコースです。

その最終回、12回目では受講生が本コースで学んで得たことを3分間のスピーチにまとめて発表しています。

私はこの成果発表スピーチが、とても大切だと思っています。

話し方教室で何を学んだか、それはどういうことから実感できたことなのか、などを言葉にすることがとても大切なのです。

もし言葉にしなければ、何を学んだのかばくぜんとしたイメージしか持たないでコースを終えることになるでしょう。

しかし、何を学んだかを言葉にまとめて、他の受講生の前でスピーチすれば、受講生本人が成果をしっかりと自覚できます。

多くの受講生の皆さんは、この成果発表スピーチに備えて、しっかりと原稿を推敲し、練習を重ねて当日を迎えます。

従って、毎回とても聞き応えのある、いい話を聞くことができます。

では、聞き応えのあるいい話とはどういう特徴があるのでしょうか?

 

まず、1つ目の特徴として、話が非常に具体的だ、ということです。

よい話というのは、聞き手の頭の中でイメージができる、映像が描けるような話です。

そして、そのためには具体的に話す、ということがとても大切なのです。

どのようにも取れる抽象的な話では頭の中で映像化するのは難しいです。

では、どうすれば話を具体的にできるのでしょうか。

それは、話に5W1Hを含めることです。

例えば、「財布を忘れて外出した。今後は家を出る前にちゃんと確認しなければと思った」という話をするとします。

こうした話でも、いつ頃のできごとなのか、なぜ忘れたのか、どんな財布なのか、どういう顛末だったのか、などを話さないと聞き手はそれらを疑問に思ったまま話を聞くことになります。

そのため、わかりにくい話だったという印象になります。

また、いつ頃だろう、どんな財布なのかな、と考えている間に話を聞き逃してしまいます。

これも、どういう話かわからなかった、という印象につながる要素です。

しかし、具体的な話はそうしたストレスがなくてわかりやすいので楽しく聞けます。

 

2つ目の特徴は、話の中で自分の意見や気持ちがきちんと述べられている、ということです。

気持ちや意見がない話は単なる報告です。

こうした話は聞き手にとって面白いものではありません。

ビジネス会話でも同じことが言えます。

「A社に提案資料を届けたところ、先方のN部長はすぐにご覧になって満足そうなご様子でした。受注がかなり期待できると思います」

このように、上司に単なる業務報告をする場合でも、そこに自分の意見を入れることで仕事の質が変わってきます。

スピーチでも自分の気持ちや意見を入れることで話がグッと引き立ちます。

「朝のスピーチで、言葉が勝手に出る感覚があって、とても驚いた。練習した甲斐がありました!」

といったように、少しオーバーでも気持ちや考えを力強く述べれば聞き手は話に惹きつけられます。

 

上の2つの点は話をするあらゆる場面で大切なことです。

日本話し方センターのベーシックコースでは、上記以外にも話をする上で大切な要素を講義でお伝えし、それが身につくよう実習でご指導しています。

その実際の姿をぜひ無料体験教室で実感してください!