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★話し方のクセはすぐには治らない

日本話し方センターのベーシックコースの受講生は、回を重ねる毎に話がうまくなり、分かりやすい話ができるようになります。しかし、人にはそれぞれ話し方のクセというものがあり、すぐに改善することは難しいものです。
例えば、当初は、
・「え~」「あの~」という言葉ぐせが頻繁に出る
・早口で言葉が聞き取りにくい
・まばたきが多い
という改善点があるあがり症の人が、言葉ぐせがなくなってゆっくり話せるようになりましたがまばたきはなかなか治らない、といったことがあります。なかでも多くの人が改善しにくいのが「滑舌」です。

★ベーシックコース受講生の例

最近、ベーシックコース全12回のうち終盤の10回目の授業を受けているYさんのスピーチを聞きました。Yさんは、以前に比べて大きな声でまとまった話ができるようになっています。「しっかりと話せるようになってきたなぁ。かなり練習しているんだろうなぁ」と思いながらスピーチを聞いていました。
しかし、途中で「私の卒業した学校でショクリョウ説明をしてくれないか、と頼まれました」という部分があり、私は「ん?」と引っかかってしまいました。「ショクリョウ説明って何だろう? Yさんは農業関係の学校を卒業したのかなぁ・・・」。その後も、スピーチの中で何度か「ショクリョウ説明」という言葉が出てきて、その度に「何だろう?」と思ってしまいました。
スピーチ終了後、講師が講評しながらYさんと話をしているのを聞いてやっとわかりました。Yさんは「職業説明」と言っていたのです。卒業した学校の在校生に、今Yさんがどんな仕事をしているか話して欲しいと頼まれたのでした。Yさんはかなり話が上手になってきたのですが、滑舌がなかなか改善できていなかったのです。

★滑舌の改善方法

Yさんの例に限らず、滑舌が良くなくて聞き間違いをされる、という人は少なくありません。「今、何て言ったの?」と聞き返される人は滑舌を改善する必要があります。では、滑舌はどのようにすれば良くなるのでしょうか。

◎『口の体操』をする

改善方法の一つ目は「口の体操」と呼ばれる、口の周りの筋肉を柔らかくする運動を毎日やることです。
「ア・エ・イ・ウ・エ・オ・ア・オ」とアナウンサーがやっている、あの体操です。滑舌が悪い原因の一つに口がキチンと動いていないということがあります。動きが悪いために発音が曖昧になってしまうのです。この体操を続けることで、口の動きが俊敏になり、クリアな発音ができるようになっていきます。ちなみに、日本話し方センターの講師は毎日、口の体操をしています。

◎子音の発音に気をつける

改善方法の二つ目は、子音をはっきりと発音することを意識することです。
日本語は母音がとても強い言語です。従って、意識しないと子音はとても弱く聞こえます。上のYさんはこの典型的な例です。子音が弱いので「ショクギョウ」が「ショクリョウ」に聞こえてしまったのです。英語を母国語として話している人は、かなり子音を強調して話します。あれと同じ感じで、子音を強く発音することを意識すると滑舌は改善していきます。

◎聞き取りやすい言葉を使う

ところで、滑舌の改善以外に聞き取りやすく話せる方法があります。それは、聞き間違いをされにくい言葉を使う、ということです。
「ショクギョウ説明」ではなく「仕事の説明」と言えば、聞き間違いをされることはないでしょう。ポイントは、他の言葉と混同する恐れの少ない言葉を選ぶこと、聞き手が漢字を思い浮かべないと理解できない「漢語」を使わず聞いてすぐに理解できる「話し言葉」を使うことです。例えば「飲食する」は「飲んだり食べたりする」、「跳躍する」は「飛び跳ねる」、「購入する」は「買う」と言った方が聞き間違いは少なくなります。
音声の品質が余り良くないオンラインでのコミュニケーションでは特に話は聞き取りにくくなります。自分の言葉をしっかりと相手に伝えるために、ぜひ滑舌を意識してください。

★滑舌改善のトレーニングをしませんか?

日本話し方センターのベーシックコースでは、滑舌の改善も含めてコミュニケーション全般について幅広いアドバイスを行っています。

ぜひ無料体験教室にお越しください。