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★急に話を振られると焦る

職場の宴会の席で「じゃあ、Kさん、乾杯をお願いしま~す!」などと急に話を振られた経験はどなたにもあると思います。それ以外にも、会議中に議長から「Tさん、今の話、どう思う?」などと急に発言を求められたり、スピーチの予定がない会合に出ていて急に「Oさんも一言」とマイクを向けられたり。予定がないのに急に話さねばならない場面は色々とあるように思います。そして、このように急に話をするよう求められるとほとんどの人は焦ってしまいます。できれば、こういう場面で焦らずに自分のペースで、スピーチや乾杯の挨拶をしたいものです。

そもそも急に話をするように言われると、どうして焦るのでしょうか? それは、そんなことが起こると予想していないからです。予想していないことが急に起こると誰でも焦ります。これは人間としてごく自然なことです。ということは、予め予想していれば焦らないで済むのではないでしょうか。宴会にでも会議でも、参加する際に「話をするよう言われるかも知れない」と思って準備していれば焦らなくなるはずです。常に準備しておくことが、突然に話を振られることへの最善の防御策なのです。

 

★いつでも話せるように準備する

実際、私は会議や会合、結婚式などに参加したら、話をする予定がない場合でもすぐに話ができるように準備しています。例えば、結婚式に出席する際は次のような準備をします。
①式場に行く電車の中などで新郎または新婦のどういう点を誉めるか、自分との関わりをどう紹介するか頭の中で考える
②会場に着いてから、参列者や会場の雰囲気などを見て話に使えるものはないか探す
③上の材料をもとに頭の中で話のストーリーを大まかに組み立てる
ストーリーは長くても3分程度の短いものを考えます。余談になりますが、結婚式などで長いスピーチをする人をよく見かけます。しかし、話は長ければ長いほど聞いてもらえなくなります。短く切り上げることがとても重要なのです。

一方、会議や会合では主に次のようなことを考えています。
★今日のテーマの論点は何か
★他の人の発言は論点に沿ったものか、またその発言の根拠は何か
★その発言の奥にある本当に言いたいこと、気にしていることは何か
特に意識を向けているのは、3つ目の本当に言いたいこと、気にしていることは何か、ということです。人は自分の考えていることを的確に言葉にしているとは限りません。その言葉の奥にある真意を汲み取ることがコミュニケーションではとても大切です。よく他の人の発言の言葉尻を捉えて話をする人がいますが、その発言の真意に目を向けると違った話ができるはずです。こうした視点で発言を聞いていると、突然に意見を求められても何かしら場に貢献できることが言えるようになります。大事なことは、その場しのぎの話をするのではなく、その場に貢献できることを話せるように準備することです。

★準備は話し方の勉強になる

しかし、こうした準備をしても残念ながら発言の機会がなかった、というのがほとんどです。実際、結婚式で突然にスピーチをお願いされた経験はただの一度もありません。しかし私はそれで充分だと思っています。なぜならば、こうした準備を常にしておくと話のネタや言葉が増えて、話し方を上達させる上でとてもよい勉強になるからです。はじめは難しく感じましたが、続けていると次第に慣れてきます。今では、こういう話をしようと考えることが楽しみでもあります。

 

★ベーシックコースでしっかり基礎を身につけましょう!

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