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★雑談が苦手な人の勘違い

「私は雑談がどうにも苦手なんです。親しい人と話している時でも、次に何を言おうかと焦ってしまいます」
ベーシックコースを見学された方などからこうした話をよく聞きます。職場でのちょっとした雑談などで、話ができなくて黙ったままでいると自分だけ話の輪に入れなくて疎外感を感じたりします。できればその輪の中に入って仲間と楽しく会話をしたいものです。

そもそも雑談に苦手意識がある人は
「何を話せばいいのかわからない」
と悩んでいるようです。確かに、会話は話をしないと成立しないので「何か話をしないと・・・」と思うのは自然なことです。しかし、本当に話をしないといけないのでしょうか。

 

★質問して相手に話をしてもらう

実は、雑談は『相手に話をしてもらうこと』がポイントなのです。
日常会話の目的は、相手との人間関係をよくすることです。その目的のためには、自分が話すよりも相手に話をしてもらう方がよいのです。
人は一般的に、他人の話を聞くより自分の話をする方が好きです。あなたが相手の話をうなづきながら聞けば、「この人は私の話を楽しそうに聞いてくれる。いい人だなぁ」と好感を持ってくれるでしょう。中には「いやいや、私は話しベタなので自分の話をすることは好きではありません」という人もいるかも知れません。しかし、そういう人でも自分の興味のある話題であれば進んで話ができるものです。

では、相手に話をしてもらうために大切なことは何でしょうか。それは『こちらから質問しながら会話を進める』ということです。質問をすることで、相手の話を促すことができます。但し、楽しく会話をするために質問をする。これには、いくつかポイントがあります。

★知識や情報を集める

1つ目は、幅広く知識や情報を集めることです。
例えば、プロ野球観戦が好きな人に
「へぇ~、プロ野球のどういうところが面白いのですか?」
と質問すると、相手は
「ああ、この人はプロ野球に興味がないんだな」
と思って進んで話す気にならないでしょう。
しかし、ニュースなどを少し見ておいて「今シーズンはヤクルトがダントツに強いですよね~。勝因はなんなんでしょうね」と、それなりに話題を提供しながら質問すると、相手も話しやすくなります。新聞やニュースで報道されていることを少し見ておくだけで、会話が弾む質問ができる可能性が広がります。

★話しやすい質問をする

2つ目は、相手が話しやすい質問をすることです。

A「青森に行かれたんですか!どんな感じでしたか?」
B「そうですね・・・まぁ、楽しかったですよ」

A「タイ料理が好きなんですね!どうしてタイ料理が好きなんですか?」
B「はぁ・・・まぁ、辛いものが好きですからね」

これらは何れもAさんの質問が漠然としているので、Bさんは仕方なく答えています。これでは会話ははずみません。

A「青森に行かれたんですね!」
B「そうなんです。景色がとてもきれいでした」
A「そうなんですか。心に残っているのはどんな景色ですか?」
B「奥入瀬渓流の景色がとてもきれいで感動しました!」
A「そうなんですか!この季節だと緑が鮮やかでさぞかしきれいだったんでしょうね~」
B「ええ、その景色を見ながら入った温泉がまた良かったんです」

このように、相手が話やすい問い掛けをしていくと会話もはずみます。最初は難しいかも知れませんが、意識することで上手くなっていきます。

 

★楽しそうに聞く

そして3つ目は、相手の話を楽しそうに聞くことです。
質問することに一所懸命になってしまうと、相手が話し終わらないうちに質問したり、話したこととつながらない質問をしたりします。そうすると、相手は「私の話を聴いているのかな? 面白くないのかな?」と話す気持ちが冷めてしまいます。
話を聞く時は、相手の顔を見て、うなずいたりあいづちを打ったりしながら、笑顔で聞きましょう。多少質問が的外れでも、楽しそうに聞くことで相手は会話を続けてくれます。

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