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★話す目的を意識する
日本話し方センターの話し方教室は、『あがらずに話せるようになる』『上手く話せるようになる』といった、話の仕方が上手くなることだけを目標にはしていません。
講師がお願いするトレーニングを実行してもらえれば、話の仕方は確実に上達します。
しかし、それだけでは不十分だ、と考えています。
私たちが行うことには全て『目的』があります。
ジョギングは健康を維持増進させるためですし、新聞を読むのは世の中で起きていることなどを知るためです。
これらと同様に、話をする、という行為にも必ずその目的があるはずです。
それを意識することが、コミュニケーションを取る上ではとても大切だと考えています。
例えば、自己紹介は、自分の名前と人柄を覚えてもらうことが目的です。
また、日常会話は、人間関係を良くすることが目的です。
このように、人と話しをする目的は話す場面や相手によって色々とあります。
その目的の一つに、『相手に私が言った通りに行動してもらう』ことがあります。
これはビジネストークでは特に大事な目的です。

★話は発信側に責任がある
しかし、現実には、相手が言ったとおりに動いてくれない、という人は少なくありません。
- 指示したとおりの資料を作ってくれない
- 事務手続きを教えたけれど抜け漏れが多く、言った通りにきちんとやってくれない
- 今期の会社の方針を伝えたけれど、全くその通りに行動していない など
このような悩みを抱いた人は、ともすれば、相手に問題がある、と考えがちです。
しかし、コミュニケーションは、原則、発信側に適切に伝える責任があります。
従って、相手が言ったとおりに動いてくれないなら、まず自分の話し方に改善すべきことがある、と考えるべきです。
★具体的に伝える
相手に動いてもらうよう話す場合に重要なことは、『具体的に話す』ということです。
人間の行動は、極めて具体的なものです。
例えば、歩いている時に「曲がってください」と言っても、言われた方はどこでどちらに曲がればいいのか戸惑うでしょう。
「次の交差点の手前を左に曲がってください」と具体的に言すば、間違いなく曲がることができます。
このように、人に動いてもらうには、具体的に細かく話す必要があります。
しかし、私たちはビジネスにおいて、この「曲がってください」レベルの抽象的な話をしていることがとても多いのです。
それは、この状況で「曲がって」と言えば、次の交差点の手前を左に曲がるだろう、と勝手に思い込んでいるからです。
では、職場で人に動いてもらうには、どのように話せば良いのでしょうか。
私たちは、職場で話をする際に、次のような表現をする事があります。
- 挨拶を励行しよう
- 経営理念を浸透させよう
- 整理整頓をしよう
よく見かける表現です。
話した方は、具体的に実現したいイメージが頭の中にあるのだと思います。
しかし、この話し方では、相手の頭の中にそのイメージがコピーできません。
従って、相手は話した人が思っているようには行動できません。
しかし、上と同じことをこのように言えば、相手は行動するイメージが持てるでしょう。
- 朝出勤したら、10人に顔を見て大きな声で挨拶しよう
- 経営理念を毎日全員で唱和しよう
- 帰宅する際は机の上に何も残さないようにしよう
人に動いてもらうには、できるだけ具体的に話すことをぜひ意識してください。

★日本話し方センターも具体的にアドバイスしています!
今回は、人に動いてもらうためには具体的に動けるように話そう、ということをお伝えしました。
日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中コースでは、講師は話し方上達のためにどうすべきか、具体的にアドバイスしています。
例えば、「スピーチ練習をしてきてください」ではなく、「声に出して30回以上、時間を計ってスピーチ練習をしてきてください」とお願いしています。
また、「もう少し高い声で話してください」ではなく、「地声が『ド』の音だとすると『ソ』か『ラ』の音で話してください」とアドバイスしています。
こうしたことも70年近く続いている日本話し方センターの強みなのです。
その効果は多くの受講生が実感されています。
ぜひ「受講者の声」をご確認ください。
そして、日本話し方センターの話し方教室をご受講ください!