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★他の人の話し方を真似る

話し方を上達させるためには、他の人の話し方から学んだり、他の人の話し方を真似たりするのがとても有効です。私にも真似をしている話し方があります。それはコンサルタントのMさんの話し方です。

10年ほど前に、私はMさんが講師をしているロジカルシンキングのセミナーを受けました。Mさんは、一流のコンサルティングファームに所属している人でした。一流のファームに所属している人は、得てして専門用語やカタカナ言葉などを使った難しい話をすることがあります。しかし、Mさんはそういう言葉はほとんど使わず、とてもわかりやすい講義をしてくれました。中でも私が感心したのは、決して相手を否定しないことです。セミナーでは講師が参加者に質問をしながら進めることがあります。Mさんも色々と講義中に質問をしましたが、参加者がどんなに的外れな答えを言っても、「なるほど~、そういう考え方ってありますよね」「そうですよね。ついそう考えがちですよね!」など、肯定的な言葉で参加者の答えを受けとめてくれました。

その時、Mさんが多用していたのが「感嘆詞」でした。「ああ~、いいですね~」「おお!それ、すごいですね!」「う~ん、そうですよね~」など。この感嘆詞を前につけて肯定的な話をすることで、参加者は「本当にそう思ってくれているんだなぁ」と思えました。そして、安心して話すことができたのです。私はその時、初めて感嘆詞の威力に気付きました。

★感情を端的に表す

そして、最近、同じく感嘆詞の効果を実感したことがありました。2年前のコロナ感染拡大以降、私は週の半分は在宅勤務になりました。そのため、昼食時によく行っていたお店にも長い間、行かなくなっていました。先日、その内の1軒を久しぶりに訪れました。すると、店員さんは私の顔をみるなり、「あっ、いらっしゃいませ!」と言ってくれたのです。「あっ、」という感嘆詞だけで、私は「ああ、この店員さんは私のことを覚えていてくれて歓迎してくれているんだな」ということがわかりました。感嘆詞はとても短い言葉ですが、それだけで気持ちを端的に表すことができます。私は、この時、改めて感嘆詞を有効に活用すべきだな、と思いました。

★感嘆詞を使って話に気持ちを乗せる

「話が苦手」「話が思うように伝わらない」という人の多くに共通していることは、一本調子の話をするということです。話は、相手に自分の考えに共感してもらったり、自分の思うとおりに動いてもらうために行うものです。そのためには、相手の感情を動かす必要があります。しかし、一本調子の話し方では、日常会話でもビジネス会話でも、相手の気持ちを動かすことは難しいです。人の気持ちを動かすためには、話に気持ちを乗せることがとても大切なのです。その感情の表し方として、「あ~」「うんうん」「え~!」などの感嘆詞はとても有効です。

但し、この感嘆詞も相手に対して否定的な気持ちを表す時に使うと逆効果になります。「私、セロリが苦手なの」「え~っ、美味しいのに~」という風に使うと相手をより強く否定することになります。こういう場合には感嘆詞は使わず、かつ、「私は美味しいと思うけど、嫌いな人もいるよね~」と肯定的に話をすると、人間関係を良好に保つことができます。

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